言葉の花綵62

 楽しみは うしろに柱 まえに酒 左右に女 ふところに金 (狂歌)

 さあやるか昼からやるかもう五時か (サラリーマン川柳)

 医者と学者と易者、この三者こそ、あらゆる職業の王である、とわたしには思われる。なぜならこの三者は、自分の意見で他人の生き方を変えることができるからである。(井上ひさし)

 天才とは、蝶を追っていつのまにか山頂に登っている少年である。(ジョン・スタインベック)

 この手紙がいつもより長くなってしまったのは、もっと短く書き直す余裕がなかったからにほかなりません。(パスカル 『プロヴァンシアル』)

 人は冗談好きだと太るのか、それとも脂肪の内部には人を冗談好きにする要素がもともと含まれているのか、それはにわかには断定できない。(エドガー・アラン・ポー 『ホップフロッグ』)

 世の中に澄むと濁るで大違い 刷毛に毛があり 禿に毛がなし (unknown)

 大方はおぼろになりて我が目には白き盃一つ残れる (石榑千亦(いしくれちまた))

 世の中に醜女はいない ウォトカが足りないだけだ (ロシアの小咄)

 少し人間より強いものが出て来ていじめてやらなくてはこの先どこまで増長するか分からない。(夏目漱石 『吾輩は猫である』)

 社葬なんかすれば、交通渋滞の原因になり、世間に迷惑がかかる。そんなことはクルマ屋として、絶対にやってはならない。(本田宗一郎)

 我が社は目下、下り坂である。しかし、下り坂は上り坂よりはラクである。(永田雅一)

 ファドはアマリア・ロドリゲスとともに死に絶え、そして彼女とともに不滅であろう。(なかにし礼)

 (茶の湯の席で話題にしてはいけないもの)
 わが仏 隣の宝 婿舅 天下の軍 人の善悪 (肖柏)

 たとえ、孔子様であれ、孟子様であれ、帝国大学を出ていなければ教授にすることはできません。(文部官僚某)

 私が田中角栄だ。小学校高等科卒である。(中略) できることはやる。できないことはやらない。しかしすべての責任は、この田中角栄が負う。以上。(田中角栄)

 おとろしか。おもいだそうごたなか。人間じゃなかごたる死に方したばい。さつき。(中略) ギリギリ舞うとですばい。寝台の上で。手と足で天ばつかんで。背中で舞いますと。これが自分が産んだ娘じゃろかと思うようになりました。犬か猫の死に際のごたった。(石牟礼道子 『苦海浄土』)

 琴になり下駄になるのも桐の運 (川柳)
by sabasaba13 | 2011-11-09 06:13 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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