クロアチア編(63):ザグレブ(10.8)

 さて階段を上ってロトルシュチャク塔の天辺へ、残念ながらそれほど高くないため、絶景の眺望とは言えません。でもザグレブ大聖堂や聖マルコ教会、旧市街のオレンジ色の屋根や新市街を眺めることができました。なおこちらには大砲が置かれており、お昼の十二時に轟音をたてて撃ち鳴らされるそうです。いわゆる"ドン"ですね、至近距離では遠慮しますが、聞いてみたいものです。そして温子さんに丁重にお礼を言い、ナイーヴアート美術館へ。
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 クーナはもうありません。品性下劣にも、柳の下の三匹目の泥鰌をちょっと期待したのですが、こちらではクレジット・カードが使えました。さてナイーヴアート(素朴画)とは何ぞや? これはヨーロッパに古くから伝わるガラス画を基本にしたアートで、透明なガラスに絵を描いているために独特の透明感があり、絵の具がほとんど空気に触れないため劣化が少なく、美しさが数百年も続きます。題材は雪深い山里、純朴な農村風景、森の木立など、抒情的な世界を描いたもので、原田泰治氏にも大きな影響を与えたそうです。それではさっそく見学いたしましょう。なるほど、何とも言えないほのぼのとした味わいの絵ですね、見ていて心あたたまります。原田氏の作品も展示されていました。しかし中には、悲嘆にくれる農民と彼らを追い立てる兵士、積み重なった人間の死体を見下ろす猿のカップルなど、メッセージ色の濃い絵も散見されます。
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 そしてカプトル広場へと戻り、バスに乗り込みました。ホテルまでは約二十分、しばしの間、街角ウォッチングを楽しみました。おっ路面電車の運転手が女性だ、でもヨーロッパではしばしば見かける光景ですね。カフェでは五人のおやじさんたちが、楽しそうに語らっておられます。
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 そしてホテルに到着、部屋に入り外を眺めると、眼下のテニス・コートでは市民の方々がテニスに打ち興じられていました。平日の午後六時半にテニスができるなんて、齷齪していない暮らしぶりが感じられます。そういえば、ゴラン・イワニセヴィッチというクロアチア人のテニス選手がいたっけ、今どうしておられるのでしょう。左手からくりだすサンダー・サーブと童顔が印象的な選手でした。ホテルのレストランで、夕食のロースト・ポークをいただき、部屋に戻って赤ワインで乾杯。さあ明日は帰国の途につきます。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2011-11-19 06:19 | 海外 | Comments(0)
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