隠岐編(19):浦郷港(10.9)

 やがてバスは山道をおり、由良比女神社に到着。神前に土俵がありましたが、こちらでも古典相撲が行われているのでしょうか。石灯籠には波間にはねる魚が彫られていました。
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 狛犬の顔面が無惨に削り取られているのはなぜでしょう。神社なので廃仏毀釈とは関係ないと思うのですが、博雅の士の教えを乞う。
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 その前に広がる浜が「イカ寄せの浜」、毎年十二月から正月にかけてイカの大群が押し寄せるそうです。それを見張るための番小屋が復元され、イカを「拾う」人形が置かれていました。
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 そして浦郷港に到着です。予定としては、15:35に別府港から出航する「フェリーどうぜん」で知夫利島に向かいたいのですが、現在の時刻は12:14。ちなみに浦郷から別府への路線バスは本数が少ないので慎重を要します。ターミナルの切符売り場の方に相談すると、13:20から国賀海岸ぞいにクルーズする遊覧船があり所要時間は一時間半、200円を支払えば別府まで送ってあげるので、出航時間には余裕の吉田さんで間に合うというお返事です。乗った! とりあえず一時間ほど時間があるので、浦郷の町を散策しがてら昼食をとることにしましょう。まずは幸先良くターミナルの前で、イカの顔はめ看板をゲット。「イカの活っちゃん」というお名前だそうですが、ちゃんと足が十本あるところにこだわりを感じます。マンホールの蓋もイカ、西ノ島にとってイカが重要な存在であることを痛感しました。
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 路地に入ると、イカを干しているお宅もありました。そしてあるお宅の瓦には、まるで人面疽のように大黒さまのご尊顔がいくつもはめこまれています。うーん、ちょっと怖い。でもこれなら悪鬼も近づかないような気がしないこともありません。
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 古い病院の前でふたたび顔はめ看板を発見。NHK連続テレビ小説「だんだん」のロケ地だったそうです。このシリーズは「おはなはん」以来、まったく見ておらず、特段興味もないので、私にとっては風馬牛。なおこの病院は「浦郷診療所」といい、1958(昭和33)年からつい最近まで、この地の医療を支えてきたそうです。御役目、御苦労さまでした。
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 そして近くにあったお食事処「はま」に入って昼食をいただくことにしました。お品書きを見ていると…「もぐり定食」? さっそく女将に質問すると、まるご(ぶり)をすこし蒸して熱々ご飯の上に散らし、その上にまた熱々ご飯をかぶせた一品とのこと。うん、それは美味しそうだ、このもぐり定食と鯵フライを注文しました。そしてお二方がしずしずとご入場、さっそく初めての共同作業…じゃなくて物の怪に憑依されたようにむしゃぶりつきました。香ばしく焙られたまるごとご飯のコラボレーションも素晴らしいし、身のつまった大ぶりの鯵の美味しさにも驚愕、大満足でした。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2011-12-18 08:27 | 山陽 | Comments(0)
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