隠岐編(22):知夫里島へ(10.9)

 ふるさと館を退出し、別府港まで歩いて五分ほどです。本当は中ノ島に寄って、後鳥羽上皇の行在所跡や火葬塚のある隠岐神社を見学したかったのですが、時間の都合上カットしました。後鳥羽上皇フリーク(いるのかな、いそうだな)の方はお見逃しなく。そうそう、菱浦港近くにの八雲広場には、ラフカディオ・ハーン夫妻の銅像があるそうです。彼は隠岐をこよなく愛し、穏やかな菱浦港の入江を「鏡が浦」と命名したとのこと。いずれも再訪を期しましょう。気がつくと、郵便配達の方が乗ったバイクや、酒屋のトラックが埠頭に集まってきました。そしてコンパクトで愛くるしいフェリー「どうぜん」が接岸、島の方々にとって重要な交通手段なのですね。日々の御勤め、ご苦労様です。車両とともに船に乗り込み、さっそくデッキに出て眺望のよい場所に陣取りました。さあ出航です、穏やかな海面を、一路、知夫里島めざして船は滑るように進んでいきます。
c0051620_829460.jpg

 振り返れば西ノ島、左手には中ノ島、そして前方を見ると知夫里島の島影がじょじょに大きくなってきます。きれいな海と青い空、刻々と相貌を変える島影を眺めていると、時はあっという間に過ぎ去ってしまいました。三十分ほどのプチ・クルージングで知夫里島の来居(くりい)港に到着。現在の時刻は16:06、これから日没までタクシーで島内観光をすることにしましょう。港のターミナルビル…と言うよりはターミナル小屋に入ると、「密航船・密航者の発見にご協力を! 「おかしい」と思ったら110番 隠岐島に近づく外国船 保冷車型レンタカーには注意」という、島ならではの看板がありました。"保冷車型レンタカー"というのが何かいわくがありそうですね。密漁した獲物を運ぶためなのでしょうか。
c0051620_8293025.jpg

 幸い建物の中には観光案内所がありました。さっそく係の方にタクシーの手配をお願いし、連絡をとってもらうと、今お客さんを乗せて走行中とのこと。「すみませんね、島にはタクシーが一台しかないもので」 うーむ、これは想定外であった。しようがないので、宿で待機することにして送迎の車を呼んでもらいました。同じフェリーで来島した父と息子の親子連れも同乗、同じ宿に泊まるとのことです。車に乗り込み、いろいろと話をしているうちに、一緒にタクシー観光をすることにあいなりました。やりい、タクシー代が1/3になったぞ。十分ほどで今宵の塒、「ホテル知夫の里」に到着、こざっぱりとした瀟洒な宿です。チェックインをして部屋に入りベランダに出ると、きれいな海を眺望できます。旅装を解いていると、思いの外早くタクシーが到着してくれました。さっそくさきほどの親子と乗り込み、さあ知夫里島観光に出発です。
c0051620_8295479.jpg


 本日の一枚です。
c0051620_8301534.jpg

by sabasaba13 | 2011-12-31 08:32 | 山陰 | Comments(0)
<< 隠岐編(23):知夫里島(10.9) 隠岐編(21):黒木御所(10.9) >>