隠岐編(35):若桜(10.9)

 さてそれでは智頭駅へと戻りましょう。どこかで見たことがあるような「飛び出し小僧」、火の見櫓、駅前にあった「すぎのまち」というご当地電話ボックスを撮影して、入線してきた11:30発の列車に飛び乗りました。
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 そして11:48に郡家(こおげ)に到着、ここで若桜鉄道に乗り換えますが、一時間弱時間があります。ちょうど小腹もへったので、ここで昼食をとることにしましょう。が、食事がとれるような店が見当たりません。やれやれ…国道53号線に出るとやっと食事処「カキウチ亭」を発見、こちらで炒飯と餃子をいただき事無きを得ました。なおこの店のトイレ男女表示はちょっとユニークなものでした。
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 そして郡家駅前に戻り、「白兎伝説の里 八頭町」という顔はめ看板と「花御所柿の里」と刻まれているマンホールの蓋を撮影して、12:37発の若桜行き列車に乗り込みます。
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 旧国鉄若桜線をを引き継いで運営している、鳥取県などが出資する第三セクター方式の鉄道ですね。お目当ては、終着の若桜駅にある古い鉄道関連施設です。なおさきほど郡家の観光案内所で戴いたパンフレットによると、途中にある隼駅・安部駅・八東駅・丹比駅などにも、登録有形文化財に指定された古い駅舎があるそうです。まさか下りるわけにもいかないので、車窓から撮影しました。長閑な農村風景の中を列車はのててんのててんとのんびり走っていきます。鏝絵がしつらえてある、「寿」と書かれた蔵を発見したので、車窓から撮影。そして13:08に若桜駅に到着。
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 幸い雨はあがっていますが、またいつ降り出すかわからない曇り空です。駅構内の見学は後回しにして、さきに舂米(つきよね)の棚田を見にいくことにしましょう。駅前にはタクシーの「た」の字もありません。幸い観光案内所があったので、観光パンフレットをいただき、タクシーをお願いしたいと頼むと、係りの方の表情がさっと曇りました。なんでもNPO法人が運営している有償輸送システムがあるので、タクシーは来てくれないとのことです。タクシー会社のある地がここから遠いために、忌避しているようです。やれやれ…それではそのシステムはこの風来坊でも利用できるのかと訊ねると、さらに表情が暗くなり、「入会して年会費を払ってくれなければ利用できません」 そんな無体な。念のためその額を聞くと、年会費が2000円、輸送料が片道1000円、つまり計4000円。ん? なんだタクシーより安いじゃないか。さっそく依頼して待つこと十数分、「NPO法人 ゆいまぁる」と車体に記されたワゴン車がやってきました。運転手である中年のご婦人から手渡された入会書に記入し、代金をお支払いしていざ出発。道中、いろいろとお話をうかがいましたが、過疎化の進むこの若桜をなんとか元気付けようと獅子奮迅の努力をされているようです。森まゆみ氏と鎌仲ひとみ氏を足して二で割ったような知的なバイタリティを発散させる、素敵な方でした。"人生意気に感ず、功名誰か論ぜん"、私も多少なりとも力になりたいと思い、若桜の特産品を使ったご当地B級グルメをつくられてはどうかと提案。すこし沈思黙考されたので、もしかしたら近日中に実現するかもしれません。乞うご期待。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2012-01-18 06:20 | 山陰 | Comments(0)
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