ポルトガル編(10):(04.8)

c0051620_21485457.jpg
 どうしても書いておきたい蛇足。アムステルダム発飛行機の出発時間までかなり間があったので、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を見にハーグまで行きました。駅から歩いて約十分のところにあるマウリッツハイス美術館で再会をはたし、「デルフト眺望」やレンブラント、牛のポッター、ハルス、ヤン・ステーン、ライスダールを堪能。この美術館は貴族の邸宅をそのまま利用したもので、内装を見るだけでも楽しめます。さて小用をとトイレに入りました。すると便器に死んだ蠅がへばりついています。たぶん94.3%の男性諸氏がそうするように、そやつをねらって当てるのですがなかなか流れない。よくよく見るとこれが絵なんです。成程、これなら狙いを外して床を汚すまい。この人間性(男性性?)への洞察の深さと、合理性と、ユーモア感覚には脱帽です。いつか自分のものにしたい。ヨーロッパ恐るべし。
c0051620_2149592.jpg

 なお今回は行く時間がなかったのですが、ハーグ市立美術館もお勧め、ピエト・モンドリアンのコレクションが充実しています。具象→抽象→モンドリアン・パターンへと変化していく一本の樹を描いた連作が、スリリングですね。まるで彼の眼球になったような気がします。わりと彼の絵が好きなので、このスキンを選びました。

 この日は時々雨をもたらす黒雲と、青空が垣間見える印象的な天気でした。まるでフェルメールの「デルフト眺望」の空のよう。
c0051620_21505180.jpg

by sabasaba13 | 2005-05-11 06:10 | 海外 | Comments(0)
<< 目次(1) ポルトガル編(9):(04.8) >>