京都・奈良錦秋編(6):談山神社(10.12)

 バスの停留所からは、青い空と白い雲と多武峰(とうのみね)の連山を眺望することができました。
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 案内表示にしたがって参道の方へ階段を下りると、このあたりでとれた山の幸が露店で売られていました。富有柿、柚子、山芋、生姜、百合根、そして一山3000円の松茸。うーん、互いに見合す顔と顔、松茸を買おうか買うまいか、どうしよう… 結局買わなかったのですが、この後激しく後悔することになりました。一山3000円の(たぶん)国産松茸なんて滅多にお目にかかれませんものね、買っておけばよかった。
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 渓流沿いに並ぶ石灯籠とお土産屋にはさまれた参道を歩いていきますが、やはり葉はほとんど散っていました。落葉しても散り紅葉はそれなりに綺麗なのですが、強風でこれも吹き飛ばされたようで、踏んだり蹴ったりです。でも「♪花も嵐も踏み越えて♪あなたを待っていたのよ」と健気に枝にへばりつく紅葉も多々あり、沈んだ心を慰めてくれます。石灯籠の中には、後醍醐天皇寄進と伝えられる、1331(元徳3)年の銘がある古い物もありました。
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 そして社殿へと上る石段に到着、このあたりの斜面は一面のカエデ林ですが丸坊主状態、最盛期の頃にはさぞや見事な景観でしょう。拝観料を支払って石段を上り、社前に到着しました。
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 藤原鎌足と中大兄皇子が、蘇我蝦夷・入鹿を倒すための談合を行なったことが談山神社という社号の起こりだそうです。祭神はその藤原鎌足。まず目を引かれるのがこの神社のシンボル、十三重塔です。1532(享禄5)年に再建されたもので、木造十三重塔としては世界唯一のものとのこと。その優美な姿には見惚れてしまいます。嗚呼これで紅葉が…いや愚痴はやめましょう。本殿を見て、拝殿に入り、その回廊から名残りの紅葉を堪能いたしました。
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 紅葉を愛でながら境内をぶらぶらしていると、民俗学者・歌人の折口信夫の"神寶とぼしくいますことのとふとさ古き社のしづまれる山"という歌碑がありました。(工事中のため正面から見られませんでしたが) 解説によると、祖父が飛鳥の出身であったことから、ここ多武峰をたびたび訪れたそうです。
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 なおこちらでも「せんとくん」に遭遇、記念写真を撮ってバス停に戻ろうとすると、大きなリュックを担いだ行者さんに出会いました。これから吉野、そして大峰奥駈道を熊野まで歩くのでしょうか。
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 本日の九枚です。
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by sabasaba13 | 2012-04-16 06:27 | 京都 | Comments(0)
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