京都・奈良錦秋編(10):京都へ(10.12)

 そして下山、さすがに空腹となったので門前にある「田中屋」でにゅうめんと柿の葉寿司をいただきました。
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 さてそれでは長谷寺駅へと戻りましょう。さきほど渡った橋の欄干に「一枚の写真でも喜んで撮って帰ってくださいね」という小さな看板を見かけた時、バールのようなもので側頭部を殴られたような衝撃を受けました。
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 そうか…嵐という人智の及ばぬ不運を嘆いてもしようがない、今生きているということに、そしてどんなにささやかなものにも美が見いだせることに喜びを感じなさいというメッセージが神託のように心を貫きました(大仰だなあ)。よし、気持ちを入れ替えてまわりの世界を見直そう、貧相な交通安全足型にも、平和食堂にも、屋根の上の鍾馗様にも、珍しいチューインガムの自動販売機にも、美は宿っているんだ(ほんとかなあ)。そして細部に宿り給う無限の美を激写した一枚が一番下です(しょぼいなあ)。
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 そして長谷寺駅に着き、ホームに出ると付近の名所を記した看板に「天誅組常夜燈 北西0.5km」とありました。天誅組と言えば、幕末に公卿中山忠光を主将に志士たちで構成された尊皇攘夷派の武装集団、大和国で挙兵するが、幕府軍の追討を受けて壊滅した方々ですね。それと常夜燈にどのような関係があるのか…インターネットで調べてもわかりませんでした。博雅の士のご教示を乞う。
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 そして列車に乗り込み、大和八木で特急に乗り換えて京都へ、大津駅に着いたのは午後六時過ぎでした。今夜の夕食は、予約を入れておいた大津駅前の「くおくお。」、さっそく入店したところ、二階の閉塞感に満ちた独房のような小部屋に押し込まれました。これでもう興趣は殺がれましたね。注文したのは、せせり(鶏の首の剥き身)のねぎだく、つくね、とんぺい焼、関サバの一夜干し。味はまあまあでしたがはり雰囲気がいけません。そうそう、テーブル上にある調味料の小瓶に「山椒」があったので山ノ神はご満悦でした。
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 タクシーでホテルに戻り、山ノ神はお土産買い漁りタイムに突入。ロビーのカフェで珈琲を飲んで待っていると、籤で当てたとかわいい猫の小さなぬいぐるみを持ってきました。そして部屋に戻り、大浴場で汗を流して、夜の琵琶湖を見ながら一献傾け就寝。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2012-04-20 06:18 | 京都 | Comments(0)
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