京都・奈良錦秋編(14):西芳寺(10.12)

 自転車を返却し、八幡市駅から京阪本線に乗って丹波橋へ、近鉄京都線に乗り換えて京都へ、そして地下鉄烏丸線で四条/烏丸に行き、阪急京都線に乗り換えて桂へ、また阪急嵐山線に乗り換えて12:32に上桂に到着しました。このあたりは以前に浄住寺地蔵院の紅葉狩りに来たことがあります。交差点にコンビニエンス・ストアが三軒向かい合う、日本最大のコンビニ激戦地も健在でした。ここを右に曲がりすこし歩いて左に折れるとそこが苔寺道、西芳寺へのゆるやかな上り道となります。萱葺きの屋敷門もある落ち着いた雰囲気の道をしばらく歩いていくと、右に鬱蒼と木が生い茂る一帯が見えてきました。
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 やれやれ、指定された午後一時に間に合いました。なお上桂駅からここまで徒歩で三十分弱といったところ。西芳寺拝観は往復はがきによる事前予約が必要、もちろんあらかじめ手配してあります。門前で係の方に復信の葉書を差し出し、境内に入るとカエデが林立していましたが、ほとんど落葉していました。無念。
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 玄関で拝観料3000円(!)を支払って本堂内にあがると、ご本尊の周囲には長い座卓が整然と並べられ、もうすでにたくさんの方々が座っておられます。そう、まずは般若心経を写経するというお勤めが課せられます。葉書には「細筆持参」とあったので、100円ショップで購入して持ってきたのですが、筆も墨の硯もちゃんと机上に用意されていました。そしてお坊さんによる説明、写経が終わったら本尊に納め、後は自由にお庭を散策してよい、また時間のない方は無理してすべて写す必要はないとのことでした。ま、途中で切り上げるのも気持がよくないので、最後まで書きあげることにしました。とはいっても、薄く印刷してある般若心経を筆でなぞるだけです。観自在菩薩行深般若波羅密多… 二十分ほどかかったでしょうか、最後に「世界平和」と願文を書いてフィニート。山ノ神の願いは何かな、と隣を覗き込むと…ちょっと公にできないような凄い願文でした。やるなあ。そして本尊に納めて、さあお庭を拝見しに行きましょう。まずはスーパーニッポニカ(小学館)の解説を抜粋して西芳寺(苔寺)を紹介します。
 臨済宗天竜寺派の寺で、本尊は阿弥陀如来。天平年間(729~749)に聖武天皇の勅願により行基が創建。のち荒廃したため14世紀に摂津守藤原親秀が夢窓疎石を招請して復興。疎石は浄土宗を臨済宗に改め、庭園や建物を整備。その後、朝野の崇敬、幕府の保護も厚く、足利将軍の参詣、来遊も相次いだが、応仁の乱(1467~77)により池庭も荒廃した。乱後、一時再興されたが、また兵火にあい、江戸時代には再度の水害を受けた。現在の建物のほとんどは明治期の造営である。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2012-04-24 06:19 | 京都 | Comments(0)
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