京都・奈良錦秋編(19):松尾大社(10.12)

 ぐだぐたとご託をならべていないで、さっそく拝見しにいきましょう。境内にはところどころに色づいたカエデが見られます。楼門をくぐると拝殿のところに、兎を描いた大きな絵馬がありました。年賀状の素材に使おうというせこい考えがひらめいた山ノ神の命によって写真撮影。さすがは酒の神様ですね、奉納された無数の酒樽がありました。
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 本殿のわきには、平安貴族を模した顔はめ看板がありました。なお亀と鯉のイラストが描かれていましたが、亀は縁起物としても、鯉は何なのだろう? 本殿の右手に庭園への入口があり、入園料を支払って中へ入ると『亀の井』という霊泉があります。酒造家はこの水を酒の元水として造り水に混和して用いるそうな。
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 そして現れたのが「曲水の庭」。ああ素敵だ… 縦横無尽にうねる曲水と州浜、中央背後の築山には連続した石組、所々に置かれた立石が景観にアクセントを与えています。
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 なおこの背後、宝物館と葵殿の間に「即興の庭」があったのですが見過ごしてしまいました。無念。そしてその先にあるのが「上古の庭」。笹が植えられた斜面に、さまざまな形の巨岩がバランスよく力強く組まれています。解説によると、松尾大社背後の山中にある磐座に因んだもので、三玲はこの磐座が日本庭園の原初形態であると考えており、本人は「これは石組ではなく、神々の意思によって据えられたものだ」と語っているそうです。「石に乞わん」という言葉が実感をもって胸に響きます。最晩年において彼が達した境地がこのお庭なのかもしれません。原初に帰れ… なお脇の道から塀越しに見ると、その強烈な石の置き方がよくわかりました。
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 裏山へと続く道があったので、すこし上がってみると「心願盃投げ」コーナーがありました。5枚で200円、願いを込めて投げ、前方10mほど先に置いてある三つの酒樽をうまく抜けると、願い叶うそうです。やらいでか。まず山ノ神が三つトライ、あっちょっと待った、神護寺での悪夢が脳裡によみがえりました。手取り足取り腰取り入念に投げ方をアドバイス。「ピー」と呟いてスロー、しかし三つとも酒樽の届かずへろへろと落下。しょうがない、お手本を見せますか。サイドスローで回転をかけ最後にスナップをきかせるのがコツさ、と偉そうに言い放ち「世界平和」と呟いて一投、二投。酒樽には届きましたが中を抜くことはできませんでした。ああ悔しい。すぐ後からやってきたのは中年のカップル、男性が投げると見事二投目で的を抜きました。ああ悔しい。男子三日会わざれば刮目して見よ、家に帰ったら近所のカワラケ投げセンターで(ないない)練習をして出直してきます。
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 その隣には磐座遙拝所がありました。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2012-05-01 06:20 | 京都 | Comments(0)
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