グリンデルワルト編(4):ホテルの朝(10.12)

 早朝、爽快に目覚め、カーテンを開けてベランダに出ると、おおっ、陽はまだ出ていませんが雲一つない好天、そしてアイガーの威容がすぐそこに手に取るように拝めました。ああ嬉しい、これで快適なホテル・ライフを満喫できそうです。われわれを祝福するかのように嘴の黄色い烏が飛び交っていますが、彼らが標高2000m以上の高地に棲息するというキバシガラスですね。朝食の時にパンをいただいて、差し入れをしてあげましょう。
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 一階に下りてフロントの前に貼ってあった本日の天気情報を見ると、快晴・無風! もしかしたら糾える縄のように、今回の旅は福だったりして…いやいやいやいや予断は許せない。帰りの飛行機が航空会社の都合でビジネスクラスに変更されたら幸運だと信じますが(伏線)。♪前を見るよな柄じゃない、うしろ向くよな柄じゃない、よそ見してたら泣きを見た♪と口ずさみながらレストランへ、駅がすぐそこに見える窓際の席に陣取りました。パン・チーズ・ハムが中心のコンチネンタル・スタイルですが、ゆで卵があるのは嬉しいですね。珈琲をサーブしてもらうと旅に来た実感も湧こうというもの。武骨ながらもしっかりと小麦の味がするパンを頬張りながら、インターラーケン(湖の間)やクライネ・シャイデック(小さな峠)へと出発する列車、行き交うスキーヤーやツーリストたちを眺めているだけでもう幸せです。
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 さて、本日の予定を話し合いますか。天気も良さそうだし、クライネ・シャイデックまで列車で行き、ユングフラウ鉄道に乗り換えて"TOP OF EUROPE"、標高3571mのユングフラウヨッホ(肩)へ。素晴らしい眺望を楽しんだらグルントまでのロングコースを滑り、これまた眺めが良いというメンリッヒェンまでゴンドラで上り、元気と時間があったらグルントまで滑るというのはいかが。山ノ神も異論なし(というよりも何も考えていない)。はい、決まり。アントンやマリアたちに捧げるパンを一ついただいて、外へ出て駅の写真を撮り(ホテルはほんとに駅の隣です)、部屋へと戻りました。
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 ベランダに出て手摺にちぎったパンを乗せると、来るわ来るわ、おしゃれでシックなキバシガラスたちがわんさかわんさかやって来て酒池肉林の大騒ぎ。ひとしきり楽しんで、さてそろそろ出発しますか。
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 スキーウェアに着替え、スキー靴を履き、まずは駅で一週間有効のリフト券を購入しようとしましたがパスポートが必要と指摘され、部屋に戻る一幕も。なおこの券で域内のリフト・ゴンドラ・列車・バスは乗り放題ですが、ユングフラウ鉄道だけ別料金になっているそうです。そしてフロントで教えてもらったスポーツ店へ行ってスキー板を借りました。expertかstandardかと訊ねられたので(これくらいなら分かります)、そりゃああなた、"ステンマルク、板を選ばず(古いなあ)"と言うじゃあーりませんか、もちろん(安い)standardです。というわけでフォルクルのカービング・スキーを一週間借り受けて、いざ出陣。
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2012-05-12 09:15 | 海外 | Comments(0)
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