グリンデルワルト編(23):フィルスト(10.12)

 朝目覚めて、ベランダに出ると、空が青く明るみはじめ、アイガーが乾布摩擦をしおわったような清々しいお姿で屹立しています。冷蔵庫代わりに、ベランダに出していたCOOPのジュースを一気飲み…しようとしましたがシャーベット状に凍っていました。でもトロピカーナは凍っていません、不思議ですねこの違いは何なのでしょう。
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 駅のホームや行き交う人々を見ながら朝食をいただき、山ノ神と相談の上、本日は、谷をはさんでオーバーランド三山(ユングフラウ・メンヒ・アイガー)の向い側にあるフィルストというエリアを滑ることにしました。
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 パンをいただいてキバシガラスのみなさんに御裾分けをし、スキーウェアに着替えました。
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 地下にあるロッカーに行き、靴を履いて、板を担ぎ、バス停へ。街のはじのほうにフィルストへのぼるゴンドラ駅があるのですが、そこには長蛇の列ができていました。やれやれ、ヨーロッパ・スキーではあまりお目にかからない光景ですね。表示によると三十分待ち、やれやれしかたがありません。狭い坂道をオイル・サーディンの如く埋め尽くすスキーヤーの最後尾に並びました。
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 じりじり進みながら待つこと三十分、やっと四人乗りゴンドラに乗ることができました。標高1050mのグリンデルワルトからSchreckfeldという中間駅を通り過ぎて、標高2168mのフィルストまで、ゴンドラは一気にのぼっていきます。
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 そして到着、一歩外へ出ると、紺碧の空と、陽光を浴びて輝く白銀の世界。さあ心ゆくまで滑りましょう。OBERJOCHというリフトに乗って、2500m地点へ。ここからは、私の大好きな青(Easy)と赤(Medium Difficulty)のコースしかありません。素晴らしい眺望、極上の雪質、広大な幅のコース、スキーヤー密度の低さ、こんな状況でショート・スィングなどという酔狂な滑りをするこたありません(できないけど)。のーんびりゆーっくりコースの幅いっぱいを使って、美しい自然を楽しみながら滑りました。やはりスキーはこうでなくちゃね。極楽蜻蛉のようにこのコースを数本滑って、フィルストのゴンドラ駅にあるレストランで昼食をとりました。
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2012-06-10 08:53 | 海外 | Comments(0)
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