京都観桜編(7):白川(11.4)

 祇園四条駅近くの駐輪場に自転車を置き、お待ちかねの夕食、「権兵衛」で親子丼に舌鼓を打ちました。腹もくちたし、夜の徘徊と洒落こみますか。まずは白川へ、さすがに大勢の観光客が押し寄せていました。川沿いに植えられた桜は五分咲き、枝垂れ桜はほぼ満開です。柳の若芽の滴るような緑も綺麗ですね。「かにかくに 祇園はこひし寝るときも 枕のしたを水のながるる」という吉井勇の歌碑を撮影し、白川に沿って桜を愛でながらそぞろ歩き。知恩院の方へ歩いていくと、あるお店に「募集 家のお掃除できる方 委細面談」という貼り紙がありました。放射能で汚染された東京から脱出し、お掃除をしながら京都で働くのも悪くないなあ、と心動かされましたが、京都流のお掃除は厳しいだろうなと翻意しました。
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 そして知恩院の山門から円山公園へ、公園の主である枝垂れ桜は五分咲きでした。あちらこちらでブルーシートが敷かれ、みなさん花見の用意に余念がありません。
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 そろそろ夜の帳が下りてきたので、高台寺のライトアップを見にいくことにしました。実はこのお寺さんと清水さんは、過剰な商売っ気が鼻につきあまり好きではありません。方丈の前庭に満開の枝垂れ桜があるのですが、さまざまな色のライトがそれを照らしては消え照らしては消え、落着いて桜と向き合うどころではありません。やっぱりなあ、とそそくさと退散しました。正直言って、やはり桜は陽光のもとで愛でるもの、人工的なライトに照らし出されると視覚がごまかされてしまいます。「野球とは陽光を浴びてプレーすべきもので、電灯の光のもとでプレーするものではない」というシカゴ・カブスのオーナー、フィリップ・リグレーの言に満腔の意をもって賛同します。
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 円山公園枝垂れ桜のライトアップを拝見し、八坂神社前にある「志津屋」で夜食用のビフカツとオムレツのサンドイッチを購入し、再び白川に戻るとこちらでもライトアップの真っ最中でした。橋の上から写真を撮っていた二人連れの若い女性が、「きゃー、私たちって大人」とはしゃいでいたのが印象的です。私は、室内からの灯りで浮かび上がる軒の透かし彫りに美を感じますけどね。まあ感性の違いでしょう。
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 駐輪場に行って自転車にまたがり、途中にあった酒屋で地酒を買い、ホテル法華クラブに戻りました。すぐにテレビをつけて、ニュースで福島第一原発の状況を確認。事態収拾の目処はあいかわらずたっていません、やれやれ… もしかすると永遠に収束できないのではないかという暗い予感に襲われました。

 本日の七枚、「権兵衛」の親子丼、白川(二枚)、高台寺、円山公園、白川(二枚)です。
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by sabasaba13 | 2012-09-11 06:20 | 京都 | Comments(0)
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