京都観桜編(12):東福寺(11.4)

 そして東大路通を南下して東福寺へ、お目当ては重森三玲の手による方丈庭園「八相の庭」です。方丈の四周にめぐらされた四つの庭で、1938(昭和13)年に作庭されました。まずは東庭、東司の柱石の余材を利用して北斗七星を模しています。
c0051620_6152136.jpg

 南庭は、鋭く屹立する巨石群の石組と、大地から盛り上がるような築山が印象的ですね。
c0051620_6154580.jpg

 西庭は、さつきの刈込みと砂地が描く市松模様がユニークです。その先には通天橋を一望できる物見台がありました。
c0051620_6161243.jpg

 北庭は正方形の敷石と苔地が市松模様を織り成すモダンなお庭。イサム・ノグチが「モンドリアン風の新しい角度の庭」と評したのもうなずけます。
c0051620_616397.jpg

 なお近くにある塔頭の光明院には、彼の作庭による「波心庭」がありますが、以前に訪れたのでカット。東大路通を北上して七条通を西へ、私の大のお気に入り、養源院に立ち寄りました。風格にあふれた堂々とした佇まいの桜の古木が、八分咲きでした。訪れる人も少ない、名も知られぬ、こうした桜にめぐりあえるのも京都散策の楽しみです。
c0051620_617319.jpg

 鴨川を渡り、東本願寺の別邸・渉成園に寄ってみましたが、残念ながら閉園時間を過ぎており入れませんでした。さらに七条通を西行していくと、通りの向いにキッチュな装飾にまみれた摩訶不思議なビルがありました。ほんとは近くに寄ってしげしげと観察したいのですが、先を急ぐので写真におさめてペダルを踏みました。今、写真を見たところ「富士ラビット」という看板が確認できたので、さっそくインターネットで調べてみると、京都における自動車販売店としては草創期に創業した「日光社」のビルだそうです。「富士ラビット」とは、富士重工業(スバル)のスクーターのことでした。いつの日にか再訪を期しましょう。

 本日の六枚、東福寺方丈東庭、南庭、西庭、北庭、養源院、旧日光社ビルです。
c0051620_6173468.jpg

c0051620_618136.jpg

c0051620_6182295.jpg

c0051620_6184655.jpg

c0051620_6191274.jpg

c0051620_6193915.jpg

by sabasaba13 | 2012-09-16 06:20 | 京都 | Comments(0)
<< 京都観桜編(13):梅小路蒸気... 京都観桜編(11):大徳寺龍源... >>