沖縄編(5):本島(03.8)

 というわけで、中城(なかぐすく)城は15世紀の第一次尚氏王朝の時代につくられたグスクです。まだ首里王府の権力が確立しておらず、勢力の強い勝連城主の阿麻和利(あまわり)を牽制するために、築城の名人護佐丸(座喜味城主)につくらせたとのことです。広大な敷地のほぼ往時の姿をとどめた見事な城ですね。印象的な石造のアーチ門をいくつかくぐりぬけ、城壁の上に立つと太平洋が一望できます。そして何といってもグスクの魅力は、素晴らしい石積み・石組みと、優美になだらかにリズミカルにうねる壁面の曲線です。ヤマトンチュの城郭にはまず見られない文化史的に興味深い特徴ですね。しばし音符になった気持ちで散策。ところどころにある拝所(うがんじゅ)が、久高島に向いているのは要注意。(後述)
c0051620_8312282.jpg
 すぐ近くにある約280年前の富農の屋敷旧中村家住宅も拝見。重厚な赤瓦の屋根、石壁、シーサー、ヒンプン(入口前にある魔除けの壁)など、沖縄の住居建築の特徴を全てそなえています。便所の排泄物はフール(豚小屋)に流れ込み豚の餌となる仕組みです。大陸文化の影響でしょう。
c0051620_8313882.jpg

 そして景勝地・万座毛へ。運転手さんにYナンバーの車は米軍関係者だと教わり、行き交う車のプレートをチェックしました。あの車にぶつけられても、何の補償も得られないと慄きながら。さて万座毛に到着したその時、ずどんというにぶい音が… そしてむこうの山に黒煙… 米軍の実弾演習でした。それにしても住宅地を見下ろせる山頂付近ですよ、危険極まりない。
c0051620_8315746.jpg

 そしてサミットが行われたブセナの「万国津梁館」をひやかして、名護にある運転手さん御用達の「宮里そば」で昼食、沖縄そばに舌鼓をうちました。いよいよ山ノ神最大のお目当て「美(ちゅ)ら海水族館」へ。よっぽどジンベイザメに会いたかったようですね、はしゃぎまわっていました。過去に何かあったのかな。私はケッという感じでつきあいましたが、これが意外といける。巨大な水槽の中で悠々と泳ぐジンベイザメとマンタは、圧巻でした。
c0051620_8321237.jpg


 本日の一枚は、中城城です。曲線美に注目してください。
c0051620_8322458.jpg

by sabasaba13 | 2005-05-26 06:18 | 沖縄 | Comments(0)
<< 沖縄編(6):本島(03.8) 沖縄編(4):本島(03.8) >>