山形編(13):米沢(11.8)

 そして入線してきた新幹線「つばさ」に乗り込み、米沢へと向かいます。空は相変わらずの曇天ですが雨の心配はなさそう。緑の沃野と山なみを車窓から愛でていると、三十分弱で到着です。
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 ホームには美味しそうな(?)米沢牛の等身大フィギュアが鎮座しておりましたので、当然写真撮影。しかし大きすぎてファインダーにおさまりません。ずりずりと後ずさりすると背中に何か当たる感触が… プラスチックのチェーンが張ってあり、「キケン キケン 写真撮影、ご注意ください」という看板がぶらさがっていました。みなさん、考えることは同じですね。でも助かりました、もしホームから転落して運悪く一時間に二本しか来ない列車に轢かれて、「故人は、米沢牛の等身大フィギュアを撮影しようとしてホームから転落し…」などという弔辞をされたらたまりません。米沢駅の関係諸氏のご厚情に感謝します。
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 そして映画『スウィングガールズ』の、米沢でのロケ地を紹介するポスターがホームにありました。ま、これは巡り逢えたら僥倖ということにしておきましょう。さてそれでは米沢の徘徊を開始、いろいろ逡巡しましたが、『となりのトトロ』ファンの山ノ神のためにトトロにそっくりな木を見せてあげて、救援物資をグループホーム「結の木」に届け、米沢牛のステーキをたいらげ、自転車を借りて市内を散策、といったメニューにしました。ただ「トトロの木」にはタクシーで行くしかありませんので、駅構内の観光案内所に行き、「駅から観タクン」があるかどうかを確認。しかし「ありません」とのつれないお答え。一時間貸し切りでお願いするしかないようです。いちおう念の為、案内所に置いてあった観光資料を眺めていると…捨てる神あれば拾う神あり、「草木塔を訪ねるみち」というパンフレットがありました。
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 以前、喜多方の近くで拝見したきりですが、そういえば米沢周辺に多いということを思い出しました。それでは"草木塔"とは何ぞや? 当該パンフレットより引用します。
 「草木塔」あるいは「草木供養塔」と刻まれた石碑は置賜地方に約70基ほど確認されており、置賜以外では山形県内に22基、福島県と岩手県に1基ずつ、最近のものが東京に3基ほどしか確認されていない全国でも珍しい石碑です。
 草木にもそれぞれ霊魂がやどり、その草木から得られる恩恵に感謝し、伐り倒した草木の魂を供養する心が、草木塔を建てさせたとも言われています。
 …仏教の「草木はもちろん土石にいたるまで、すべてが仏になれる」という教えの影響がみられ、多くは神社や道端に建てられていますが、湯殿山碑や飯豊山碑と同時に建てられた草木塔もあり、山岳信仰や修験道の影響も感じられます。
 パンフレットには、正確な地図に8基の草木塔が記されています。全部をまわるのは無理だとしても、タクシーにお願いしてこのうちのいくつかを見ることはできそうです。よしっ、タクシーを利用して、トトロの木と草木塔をめぐることにしましょう。駅前で客待ちをしていたタクシーに乗り込み、二時間貸し切りで交渉成立、まずはトトロの木に連れていってもらいました。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2012-12-08 14:57 | 東北 | Comments(0)
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