九州編(58):唐津(11.9)

 腹もくちたし、それでは虹の松原へ向かいましょう。途中にあったのが原子力オフサイトセンター、いったい何のための施設なのでしょうか。後日に読んだ『原発を終わらせる』(石橋克彦編 岩波新書1315)所収の「原子力安全規制を麻痺させた安全神話」の中で、吉岡斉氏がこう述べられていました。"官邸対策本部のサテライトとして原子力災害現地対策本部が、緊急事態応急対策拠点施設(オフサイトセンター)内に置かれ、そこで現地における事故対処作業の指揮をとることが想定されている"(p.132) なるほど、玄海原発で事故が起きた際の対策拠点なのですね。となると気になるのは福島第一原発事故の時にどう機能したのかということ。インターネットで調べてみると、同原発のオフサイトセンターは福島県大熊町にあり、原発から約5キロしか離れていなかった上、空気中の放射性物質を低減する換気装置がなかったため、保安院職員らは撤収を強いられたそうです。やれやれ、原発事故は起こらないという神話、いや妄想にここまでとらわれていたのか。そしてはじめて見るタイプの透かしブロックを撮影。
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 復元された唐津城の「時の太鼓」を拝見して、舞鶴橋からの眺望を楽しみ、すこし走ると虹の松原に到着です。
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 唐津藩初代藩主の寺沢広高が慶長年間に植林させた防潮・防風林で、約100万本の黒松が幅1キロ、長さ5キロにわたって植えられています。三保の松原、気比の松原とならび、日本三大松原とも称されます。その中にあるのが「唐津シーサイドホテル」、以前に泊まったことがあるのですが、眺めも良く海も近く館内や室内の雰囲気も素敵な素晴らしいホテルでした。中でも朝食は特筆もの、あれほど美味しい干物・味噌汁・ご飯にはなかなかめぐりあえません。と思い出にひたりながらペダルをこいでいると「唐津バーガー」の自動車店舗がありました。
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 ご当地B級グルメ第二弾、それほどお腹はへっていないですが、ルビコンを渡りましょう。さっそく注文し、ぱくつきましたが…まあまあ美味しいけれども特筆すべきほどではありません。
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 そしてUターン、舞鶴橋のたもとにあった「甚幸庵」に立ち寄って一休み、珈琲をいただきトイレをお借りしました。唐津城の西側には、お城の石垣が残る静謐な散歩道「石垣の道」があります。武家屋敷の門と透かしブロックを撮影して、旧高取邸へ。杵島炭鉱などの炭鉱主、高取伊好(これよし)の洋間をもつ和風邸宅ですが、その趣味のよい意匠や装飾には圧倒されます。中でも室内にしつらえられた能舞台には驚愕、これまでいろいろな豪邸を拝見しましたがこれは記憶にないですね。残念ながら撮影禁止なので写真はありません。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2013-04-08 06:21 | 九州 | Comments(0)
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