京都錦秋編(2):酬恩庵(11.12)

 途中、駐車していた車に散りもみじがあたりかまわずへばりつき、気持ち良…いや、かゆそうだな。南方からは毘沙門堂をめざす方々や自動車が押し寄せ、交通整理の方も出陣です。いや、早めに来てよかった、やはり早起きは三文の得ですね。
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 山科駅に着くと、カキの着ぐるみをつけた少年が「酔って迷惑カキないで」とのたもう、階段をふみはずしそうなポスターがありました。今、調べたところ、JR西日本のマナー向上キャンペーンで、「秘密結社鷹の爪」というアニメのキャラクターだそうです。ちなみに、2012年度は「タツノコオールスターズ」、ハクション大魔王が「うるさいでごじゃるよ!」と叫ぶポスターもあるそうな、これは楽しみだ。
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 そして東海道本線に乗って京都駅へ、近鉄に乗り換えて新田辺駅で下車、向かうは酬恩庵一休寺です。事前に調べたところによると、駅から約1.5km、場合によってはタクシーかなと思っていましたが、幸いなことに近くの駐車場で自転車を借りることができました。周辺の地図をいただき、道に迷いながらも十数分走ると臨済宗大徳寺派酬恩庵に到着。ウィキペディアによると、元弘年間(1331-1334)に兵火にあって衰退していたのを、1456(康正2)年に一休宗純が草庵を結んで中興し宗祖の遺風を慕い師恩に酬いる意味で酬恩庵と号したとのことです。その後、一休は1481(文明13)年、88歳で亡くなるまでをここで過ごし臨終の際には「死にとうない」と言ったそうです。あれれ、じゃあ仙厓は、一休宗純の科白をぱくったのか。ちなみに仙厓の句で一番好きなのは、「目をおせば二つでてくる秋の月」です。一休でしたら、「骨かくす皮にはだれも迷いけん 美人といふも皮のわざなり」かな。なお一休宗純に関する物件として、地蔵院大徳寺を訪れたことがあるので、よろしければご笑覧ください。
 閑話休題、それでは、拝観いたしましょう。参道は真っ赤に色づいたかえでの並木道、残念ながら曇天となって陽が翳ってしまいましたが、かえって写真を撮るにはこのほうがよいのではと"引かれ者の小唄"。
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 拝観料を払って右へ折れると、こちらでも紅葉が出迎えてくれました。両脇の緑なす苔とのコントラストが見事です。
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 右手にあるのが一休宗純の墓所、御小松天皇の落胤ということで宮内庁の管理下にあり、門扉には菊の紋章の透かし彫りがほどこされていました。方丈を見学した後、境内を散策。壮年と少年、二つの一休像、「このはしわたるな」という看板のある橋がありました。
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 そして方丈と庭園を見学。
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 足の向くまま境内を散策し、静謐でしっとりとした雰囲気を満喫。うん、ここはお薦めの穴場です。

 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2013-05-15 06:19 | 京都 | Comments(0)
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