スペイン編(14):バレンシア(11.12)

 市内見物はこれで終わりですが、忘れてはいけない、ここバレンシアはスペイン内戦においてマドリードを逃れた共和国政府が一時的に置かれたところです。せっかくなので、添乗員さんにお願いし、内戦関連の史跡が近くにないかとガイドさんに訊ねてもらいました。するとなんと、すぐ目の前にあるカタルーニャ自治政庁にかつて共和国政府が置かれていたとのこと。息を呑むようにして撮影、ああ感無量です。スペイン内戦、百科事典的にいうと、1936年7月から39年3月まで、スペインにおいて人民戦線政府に対して軍部・右翼諸勢力が起こし、2年半続いた内戦ということになりますが、この戦争の本質を、実際に義勇兵として従軍したわが敬愛するジョージ・オーウェルが『カタロニア賛歌』(新潮叢書166)の中でこう述べています。
 問題はきわめて単純である。あのイタリア人のような人たちが、人間らしいまともな生活をすることが許されるか、許されないかである。今日の技術は、すべての人間らしい生活を送ることを可能にしているはずである。民衆は泥の中に押しもどされるのか、されないのか? ぼく個人としては、その根拠はあまり確かではないが、民衆がいずれ戦いに勝利を収めるものと信じている。勝利の日が少しでも早く来ることを、一万年以内というようなことではなくて、まあ、百年以内くらいに来ることを望んでいる。これがスペイン戦争の真の問題点であった。これが、この世界大戦の、そして、たぶん今後も起る戦争の、真の問題点である。(p.297~8)
 人間らしいまともな生活を求めて民衆が立ち上がった戦い、その炬火を受け継ぎたいものです。そしてバスに乗り込み、近郊にあるホテルへ。夕食をいただいて部屋に戻り、明日の旅程を確認しました。さあいよいよ最終日、バルセロナです。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2013-06-18 06:15 | 海外 | Comments(0)
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