瀬戸内編(4):金子みすゞ記念館(12.3)

 まずは、みすゞが二十歳までを過ごした金子文英堂を復元した書店へ。二階は復元されたみすゞの部屋、彼女はよくここの窓から通りを眺めていたそうです。
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 そして中庭をぐるりとめぐると、本館です。顔はめ看板が二つあったので、もちろん撮影。
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 金子みすゞの肖像と「みんなちがって、みんないい」と記された大きなパネルがありましたが、近づいてみるとたくさんの小さな顔写真を組み合わせてできていました。
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 ここから先の展示室は撮影禁止、彼女の直筆原稿やその生涯の解説などを拝見しました。ミュージアム・ショップで絵葉書を購入、さてそろそろ仙崎駅に向かわねば。ほんとうは仙崎の町をゆらりゆらりと彷徨したいのですが、いかんせん先程の一件で大幅に予定が狂ってしまいました。現在の時刻は12:34、12:45発のみすず潮彩2号の指定席をとってあるので、駅へ向かってまっしぐら。すたこら歩きながらも周囲を見まわすと、さすがはみすゞの故郷、そこかしこに彼女の詩がさまざまな趣向で掲げられています。
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 そして発車数分前に駅に到着、滑り込みセーフです。列車に乗り込むと、座席はすべて海側を向いて配置されています。もちろんわれわれは窓側かぶりつきの席、「緑の窓口」で事前に確認して押さえておきました。こういうところはまめなんですね、私という男は。
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 なお駅で「山陰本線の旅 車窓から楽しむ風景の時刻表」というパンフレットをいただきましたが、これが私好みの佳作。「抹茶のモンブラン?」「とてもオープンなトイレ」「駅員さんのうしろに"霊"が…」「何かを訴える"タイヤ人形"」といったしょぼい小ネタが満載されています。ようがす、いくつ撮影できるか受けてたちましょう。あいにくの曇天ですが、車窓からは眼下に波打つ日本海を手に取るように一望できます。
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 おやおや、係の方がなにやら車内でセッティングをしています。金属製の枠を四方から紐で固定し、なんと紙芝居『武蔵・小次郎 巌流島の決闘』の始まりです。まあたしかにご当地の名所ではありますが、風景を楽しみたいのになあ。無視するのも申し訳ないので、右目で紙芝居を左目で車窓を眺めることにしました。
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 人丸駅にあるという「とてもオープンなトイレ」、ま、要するに朝顔が外から丸見えの男性用トイレは視認できませんでした。おっ「抹茶のモンブラン」をゲット、木の生えた丸い小島がたしかにそう見えないこともないような気がしないでもありません。次なるは「休けいするのにちょうどいい岩(by鳥)」、これは見たまんま。
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 そうこうしているうちに紙芝居も終わり、これで落ち着いて風景を眺めることができます。そして特牛駅を通過、これはちょっと読めないでしょう、難読地名ですね。以前に訪れたことがあるので知っているのですが、なんと正解は「こっとい」です。なおパンフレットによると、駅前の竹やぶに「"トトロ"の出てきそうなトンネル」があるそうです。『となりのトトロ』ファンの山ノ神、さっそくカメラを構えてシャッター・チャンスを狙いますが…ばしゃっ…嗚呼残念、反射神経と動態視力を磨きましょう。この頃から風が強くなってきたのか、まるで冬の海のように岸に打ち寄せる波が激しくなってきました。♪うなれ潮風 さかまけ怒濤 行こうのり出せ七つの海へ♪と『海賊王子』の歌…なんか口ずさみませんよ、恥ずかしい。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2013-06-30 07:43 | 山陽 | Comments(0)
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