瀬戸内編(9):下関(12.3)

 山口銀行旧本店は、ファサードを飾る重厚なピラスター(付け柱)と趣味の良い装飾が見もの。「国民旅館 天海」という謎の宿を撮影した時点で、時刻は午後五時過ぎ。
c0051620_6152862.jpg

 ふく料理「しのだ」の予約を五時半に入れてあるので、散策も時間切れですね。刀傷/弾痕マニアとしては、長府功山寺で決起した高杉晋作らがたてこもった寺で当時の刀傷が残るという了円寺を訪れたかったのですが断念しました。駅前で自転車を返却し、国道191号線を北へと歩き、高杉晋作や奇兵隊を支援した荷受問屋・白石正一郎旧宅跡を通り過ぎると、「しのだ」に到着です。
c0051620_6155224.jpg

 二階の個室に通され座敷に坐ると、畳のへりに「ふく」の刺繍がほどこされていました。気合が入っていますね。
c0051620_6161736.jpg

 前菜の鰹と河豚の酒盗・空豆・あんきもをいただくと、いよいよしずしずとふく刺しがご来臨。そして、ふくちり、ふく唐揚、特別注文した白子の塩焼、ふく雑炊と、夢にまで見たふく料理を心ゆくまで堪能致しました。ああ美味しかった。
c0051620_616393.jpg

 そして下関駅へ、構内には昨年京都で見かけた「秘密結社鷹の爪」というアニメのキャラクターが登場するJR西日本のマナー向上キャンペーン、「通話はやめてクエ」というポスターが貼ってありました。ちなみに「クエ」とは、西日本でよく食されるグロテスクな高級魚ですね。ホームの駅名表示にも金子みすゞが描かれ、「大漁」という詩が記されていました。
c0051620_617411.jpg

「大漁」

朝焼小焼だ
大漁だ
大羽鰯の
大漁だ。

濱は祭りの
やうだけど
海のなかでは
何萬の
鰯のとむらひ
するだろう。

 そして山陽本線に乗って新山口へ、岩国行きに乗り換えて柳井駅に着いたのが午後十時過ぎ。数分歩いて柳井グランドホテルに到着、チェックインをして部屋に入りシャワーを浴びてすぐに寝入りました。

 本日の二枚です。
c0051620_6172743.jpg

c0051620_6174746.jpg

by sabasaba13 | 2013-07-09 06:18 | 山陽 | Comments(0)
<< 瀬戸内編(10):柳井(12.3) 瀬戸内編(8):下関(12.3) >>