瀬戸内編(10):柳井(12.3)

 朝、目覚めてカーテンを開けるとお天道様が顔を出しています。今日は好天になりそう。本日の予定は、柳井を散策し、柳井港から船で祝島を訪れて戻り、柳井港駅からJRで忠海駅へ移動、大久野島へと渡りそこで宿泊します。柳井祝島大久野島も、私は以前に訪れたことがあるのですが、山ノ神にもぜひ見せてあげたいと再訪することにしました。朝食をいただき、ホテルから歩いて数分のところにある、国の伝統的建造物群保存地区に指定されている白壁の町並みを散策しました。ここ柳井は古くから水陸交通の要衝として商業が栄え、江戸時代には「岩国吉川藩の御納戸」と呼ばれたそうで、往時の繁栄を物語る白壁の商家が両側に建ち並ぶ姿は壮観です。時刻は午前八時、できたてほやほやのような清新な空気の中、観光客のいない白壁の町並みを歩いていると、地元の方がお掃除をしていたり子どもたちが自転車に乗って通学したりと普段の表情が見えてきます。
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 われわれも地元民になった気持ちで、目貫通りから掛屋小路などをぶらぶらと散策。柳井のいいところは、客寄せの派手な施設などをつくらず、古い家に住みながら自然体で保存しているところですね。
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 「町並み資料館」は、1907(明治40)年に建てられた周防銀行本店を再利用したもので、柳井出身の歌手・松島詩子に関する展示もあるそうです。その近くには、ご当地名物・金魚提灯の鏝絵がありました。これは幕末のころ、柳井津金屋の熊谷林三郎が、青森の「ねぷた」にヒントを得、伝統織物「柳井縞」の染料を用いて創始したといわれているそうです。
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 そしてホテルに戻りチェックアウト、荷物を持って柳井駅へと歩いていきます。途中で、町並み資料館を模したご当地ポストを発見。その先に「岩国錦帯橋空港 2012年度開港」という幟がはためいていましたが、そこに映っている飛行機を持った少年、どこかで見覚えがあるぞ…
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 そうだ、前年に訪れた錦帯橋で偶然でくわしたCM撮影現場はこれだったのか。
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 柳井駅前には金魚提灯を戴いたご当地ポストがありました。そしてタクシーに乗り、柳井港へ。
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 乗船券を購入し、荷物を預けようとコインロッカーを探しましたが、係の方によるとないとのこと。いたしかたない、荷物を持って定期船「いわい」に乗り込むと、思ったよりも観光客らしき方がいらっしゃいました。やはり反原発運動を粘り強く続けている島として、注目されているのでしょうか。
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 そして定刻通り、9:30に出航、♪冒険求めて碇を上げろ♪と『海賊王子』の歌…なんか口ずさみませんよ、こっ恥ずかしい。風がやや強いためか波があるものの、おおむね晴天のもと、瀬戸内海を船は快調に南下していきます。途中で室津と上関に寄港、室津では以前に訪れた四階楼が海上から見えました。上関から先になると、さらに波が高くなり船もけっこう上下に揺れはじめます。♪波をちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷかきわけて ちゃあぷちゃあぷちゃあぷ♪と『ひょっこりひょうたん島』の歌…なんて歌っている場合ではありません。しかし尋常ではない三半規管の持ち主である山ノ神は平気の平左、「もっと揺れてー楽しーきゃはきゃは」と浮かれております。そして柳井から一時間ちょっとで祝島に着岸。
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 本日の三枚、上から二・三枚目が掛屋小路です。
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by sabasaba13 | 2013-07-10 06:23 | 山陽 | Comments(0)
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