瀬戸内編(21):塩飽本島へ(12.3)

 さてそれではそろそろ塩飽本島へと向かいましょう。船に乗り遅れたら大ごとなので、タクシーで岡山駅へ行くことにしました。なお岡山には、夢二郷土美術館や国吉康雄の絵が見られる県立美術館京橋火の見櫓などの見どころがあるのですが、時間の関係で省略。ただ近くにある禁酒会館だけは撮影したかったので運転手さんにお願いしてその前でちょっとおろしてもらいました。大正期に建てられた三階建て木造洋館で、マンサード屋根とモルタルの表面を掻き落としたドイツ壁仕上げがいいですね。なおここはキリスト教系の組織である岡山県禁酒同盟の活動拠点だそうです。再び車に乗り込み車窓から路面電車を撮影、最新のLRV(Light Rail Vehicle/超低床車両)がずいぶんと導入されていました。
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 そして岡山駅に到着、フェイス・ハンティングを一発して、「わしゃ~備前の岡山育ち 車乗るなら岡山のタクシーじゃ~」という長門勇のポスターを撮影。いや別に理由はないのですが、何となく気になる俳優なもので。駅構内に入ると、岡本太郎の巨大な陶壁画「躍進」がありました。
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 17:42 発の瀬戸大橋線マリンライナー51号に乗り込み、児島駅で下車。児島観光港に行く途中に、旧野崎浜灯明台がありました。1863(文久3)につくられた江戸時代の木造灯台で、製塩資材を搬入する船や諸国の塩買船を見守っていたとのこと。お役目、ごくろうさまでした。そして18:30出航の船に乗り込み、塩飽本島へと向かいます。
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 大小28の島々からなる塩飽(しわく)諸島の中心の島で、古くから海運、廻船業で全国に知られた塩飽水軍の本拠地です。また咸臨丸の乗組員を多数輩出した島でもあります。伝統的建造物群に指定されている笠島の町並みもお目当て。陽も沈み、空と海を美しく染め上げる中、瀬戸大橋をくぐり三十分ほどで島に着きました。
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 今晩お世話になる民宿「塩飽家」は港から歩いて十数分ほどだそうですが、夜道なので事前に送迎をお願いしておきました。迎えに来てくれたご主人の車に乗り、数分で到着。風格ある古民家を利用した民宿で、さっそく夕食をいただきました。
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 しかし三月末なのにこの日は冬の如く寒く、隙間風が少々こたえます。不憫に思ったのか、ご主人がすぐ近くにある別宅の一軒家に連れていってくれて、泊まらせてくれました。ああこれは有難い、暖房をめいっぱいきかせ、おかげさまで熟睡することができました。

 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2013-07-21 06:17 | 山陽 | Comments(0)
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