イタリア編(5):ミラノ(12.8)

 駅前広場は工事中、おじさんがたが熱心に働いておられました。たくさん並べられているレンタ・サイクルは、どうすれば利用できるのでしょうか。今回は時間がないので無理ですが、自転車でミラノの町を疾走するのもいいものでしょうね。
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 それでは中に入ってみましょう。ガラス張り屋根のある大きな「ガッレリーア・デッレ・カロッツェ」(Galleria delle Carrozze)に圧倒されながら、うろうろと徘徊していると切符売り場がありましたが、かなりの混雑です。本日の午後はクレモナに行く予定ですので、時間に余裕のある今購入しておいた方がよさそうです。
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 念の為壁に掲示してある時刻表をカメラにおさめ、渉外担当の山ノ神にお願いして往復切符を買ってもらい、地下鉄駅のある地下へとおりました。本日はけっこう地下鉄を利用すると思われるので、窓口で一日券を購入。自動改札となっており、磁気式カードを入れてバーを押す仕組みです。案内表示に従って3線(M3)の乗り場に行きましたが、危険でやばい雰囲気は全くなく安心して利用することができました。
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 ドゥオーモ(Duomo)駅で1線(M1)に乗り替えカイローリ(Cairoli)駅で下車。地上に出ると大きなロータリーとなっており、旧式の路面電車がその周囲をくるくるとまわっています。
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 中央に鎮座しているのは…ガリバルディの銅像でした。ジュゼッペ・ガリバルディ(1807‐82)、イタリア統一運動(リソルジメント)を推進し、イタリア王国成立に貢献した軍事家ですね。その向こうに見えるのがスフォルツァ城ですが、改修中のためか正面の塔は覆いで隠されていました。ループ状の洒落た駐輪場の自転車には、頑丈な鍵がかかっていました。
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 カイローリ広場に面するザーニ・ヴィアッジ(ZANI VIAGGI)社のオフィス前で待っていると日本人ガイドが現われ、停車していたバスへと誘導してくれました。ふと窓からバス停留所を見ると、イタリア語で"FERMATA"と記されていました。西洋音楽の揺籃がここイタリアであることをあらためて痛感させられます。後日談ですが、この後フィレンツェで落ち合うことになるイタリアの友人Aさんが2013年春に来日したので天ぷらをご馳走すると、ナイフで小海老の尻尾を切り取り、"CODA"と呟きました。恐るべし、イタリア。
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 閑話休題。先ず訪れたのはミラノ・スカラ座です。スーパーニッポニカ(小学館)から引用しましょう。
 ミラノにあるイタリアを代表する歌劇場。聖マリア・アラ・スカラ教会の跡に建てられたため、この名称が与えられた。1778年8月3日、サリエリのオペラで開場、以来ロッシーニの『イタリアのトルコ人』、ベッリーニの『ノルマ』、ヴェルディの『オテロ』『ファルスタッフ』、ボイートの『メフィストフェレ』、プーランクの『カルメル派修道女の対話』など、今日に至るまで多数の優れたオペラが初演された。トスカニーニ、デ・サバータ、ルチアーノ・シャイー、ジュリーニ、セラフィン、アッバードなど古今の優れた音楽家が芸術監督、音楽監督に迎えられた。現在の建物は、第二次世界大戦中の1943年の爆撃で著しく損傷したのち、46~48年にわたり再建されたもので、客席数3600。55年には古い作品や現代曲上演のための小劇場ピッコラ・スカラ(客席数600)が併設された。専属のオーケストラ、合唱団をもち、12月に始まるシーズンのほか、近郊都市、海外での公演も行う。1913年以来、付属の博物館が開設されている。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2013-11-10 08:06 | 海外 | Comments(0)
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