イタリア編(52):グッビオ(12.8)

 オフィスでグッビオへの往復切符を購入し、バスに乗り込みいざ出発。昨日走ったアッシジへの道とは違い、いくつものなだらかな丘陵を上り下りする道で、変化に富んだ景観や景物を楽しむことができました。途中で大地を黄色く染め上げるヒマワリ畑を見ることができたのは僥倖。
c0051620_6153715.jpg

 そして12:15ごろにグッビアに到着。インジーノ山の斜面にある古い町で、人口約3万2000人、中世の面影を色濃く残す街並みを歩くのが楽しみです。そうそう、今、『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』(クリストファー・ロイド 文藝春秋)というとてつもなく面白い本を読んでいるのですが、その中でグッビオが登場しました。約6550万年前、直径10キロの巨大隕石が時速11万キロで地球に激突。津波と地震、火山の噴火を引き起こし、衝撃地点にあった岩石の硫黄が猛毒の塵となって地表や空を覆い、太陽光が遮断された結果、恐竜が絶滅したのはもう定説となっています。その証拠となる、隕石には多量に含まれる金属「イリジウム」が発見されたのが、ここグッビオの近郊で採取した粘土からなのですね。時は1970年代、発見したのはアメリカの地質学者ウォルター・アルヴァレズです(p.72)。
 それはさておき、バス停の前には兵士の銅像が屹立し、"-GLORIOSI CADVT- MAGGIO 1927"と記されたプレートがありました。何のモニュメントなのでしょう、ご教示を乞う。
c0051620_616255.jpg

 織工組合のロッジアにはインフォメーションがありました。さっそく中に入って観光地図を所望、ついでにトイレを使わせていただきました。地下におりると有料の自動ゲート、0.5ユーロ硬貨を入れて二人同時にくぐりました。
c0051620_6162529.jpg

 用を済ませて裏庭に出ると、いくつもの長机とピッツァ焼き用のかまどがあったので、何か催し物でもあるようです。インフォメーションにはこの町が伝える伝統行事のポスターが三枚貼ってありました。一枚目は、毎年5月15日に行なわれるろうそく競争(Corsa dei Ceri)。3本の巨大ろうそくが男達に担がれ、グランデ広場をスタート、インジーノ山を一気に駆け上がり、ゴール地点サントゥバルド聖堂まで運ばれます。二枚目は、5月の最終日曜日に行なわれる石弓祭り(Palio della Balestra)。時代装束に身を包んだグッビオの石弓射手と近くのトスカーナ州の町サンセポルクロの射手とが競い合うものだそうです。三枚目は、インジーノ山の斜面にしつらえられた、クリスマスツリーの巨大なイルミネーション。そうこうしているうちに山ノ神も戻ってきました。まずは噂の鳥かごリフトに乗ることにしましょう。
c0051620_616553.jpg


 本日の三枚です。
c0051620_6172175.jpg

c0051620_6174490.jpg

c0051620_618103.jpg

by sabasaba13 | 2014-01-15 06:19 | 海外 | Comments(0)
<< イタリア編(53):グッビオ(... イタリア編(51):ペルージャ... >>