イタリア編(57):ヴェネツィアへ(12.8)

 朝目覚めてカーテンを開けると、今日も晴天の下、胸のすくような眺望が広がっています。でもこれで見納めなんですね。
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 朝食を食べにいき、パウロさんとお別れの挨拶。いろいろとお世話になりました。
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 珈琲を飲みながら、山ノ神に本日の旅程についてレクチャー。まず11:39発の普通列車に乗ってフィレンツェへ向かいます。よってフロントでタクシーを呼んでもらい午前十一時すこし前にホテルを出発すれば余裕の萬鉄五郎で間に合うでしょう。フィレンツェで座席指定をしてあるESスターに乗り換えて、16:33にヴェネツィア着。駅近くのホテル・コンチネンタルにチェックインをし荷物を置いて、ローマ広場にあるというATVO社バス切符売り場で、明日のコルティナ・ダンペッツィオ行きバスの指定席券を購入。そしてヴェネツィアの街歩きを楽しんで夕食、というプランです。出発までの二時間は、部屋でホテル・ライフを堪能することにしました。『神曲』を読み、まどろみ、ウンブリアの風景を眺めていると、あっという間に時が過ぎていきます。そして後ろ髪を引かれるように部屋を去りました、Arrivederci, Hotel Signa! フロントでタクシーを呼んでもらうとロビーにいたスペイン人の中年女性二人から、駅まで同乗させてくれないかと英語で頼まれました。情けは人の為ならず、旅は道連れ世は情け、困った時はお互い様、ようがす、御一緒しましょう。やってきたタクシーに乗り込み、山ノ神が話を聞くと、これから列車でアッシジに向かうとのことです。先日の経験でバスの方が便利だとわかったので、時刻表を調べるとちょうどいい具合のバスがあります。さっそくアドバイスをすると、予定を変更してバスで行かれるとのこと。われわれはペルージャ駅で降り料金を折半、運転手さんにお二方をバス・ターミナルへ送るよう頼みました。
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 切符はJTBに依頼してすでに購入済みなので、荷物を持ってホームへ。おっ高架の上を丸っこい乗り物がのてのてと移動していくぞ。あれが駅と旧市街を結ぶ無人ケーブルカー「ミニメトロ」ですね。そして11:39発の普通列車が到着、中に乗り込むと空席が目立ちます。自由席なので向かい合った窓側の席を二人占め、窓から後ろを振り返ると丘の上にペルージャの町並みを遠望することができました。Arrivederci, Perugia!
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 それではしばらく車窓からの眺めを楽しみましょう。野山、森、町や村、畠、そしてたおやかな丘陵、ウンブリアの美しい景観を満喫。時々、ペルージャにように丘の天辺につくられた町をみかけましたが、ヨーロッパにおける戦乱の激しさと防衛のための営みをあらためて痛感します。異民族の侵入や"帝国"の不成立などが原因なのでしょうが、その結果として近代世界を席巻した強大なる軍事力が生まれたのでしょうね。トイレに行ったついでに一等車を覗いてみましたが、こちらは座席が大きくゆったりとしています。
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 本日の一枚は、部屋からの眺望です。
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by sabasaba13 | 2014-01-24 06:20 | 海外 | Comments(0)
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