青森・岩手編(1):三内丸山遺跡(02.9)

c0051620_15384561.jpg 3年前に行った青森・岩手の旅行記です。飛行機で青森空港に到着。市内へのバスを待っていたら、いきなりロシア語の表示! やるでねがっ。そして青森駅前からバスにゆられて約三十分、今から約5500年前の縄文時代の巨大集落跡、三内丸山遺跡に到着です。あっ、そうそう、わたしゃ初めて路線バスで女性の運転手を見ました。ヨーロッパでは列車の車掌とともによく見かけるのですが、日本ではごく少数でしょう。こういうところからも女性の雇用差別をなくしていかないとね。謎の巨大掘立柱建物や大型集会所(?)の復元、資料館などを見物して、つくづくこりゃ都市だと実感。「農業を必要としないほど豊かな採集経済の時代」という評言が納得できます。これでまだ全体の1/7しか発掘していないというのだから、たまげた、こまげた、日和下駄、ブリキにタヌキに蓄音器、おどろき、桃の木、サンショの木、シイタケ、ゴボウにナツメの木、南天寒天ところてん… サグラダ・ファミリア教会の完成と、発掘の終了と、どちらが先になるか楽しみです。外尾悦郎さん、がんばってね。資料館では、木の皮で編んだ縄文ポシェット、復元した衣服、土器、ひすいの装身具などが展示されていました。土器の周囲に波型の装飾をつけた時に少しずれてしまったケースには、微笑みがわきました。うんうん私もやりそう。縄文時代が一気に身近に感じられました。それにしても青くて綺麗な空だったなあ。
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 バスで市内に戻り、県立郷土館を見学。海岸沿いにぶらぶらと歩きながら、宿へ。夕食はタラと大根・ねぎをみそ仕立てで煮込んだじゃっぱ汁。ナイト・キャップは純米酒「安東水軍」! 中世に東日流(つがる)十三湊(とさみなと)を本拠に暴れまわった北国の雄と聞けば、一歴史学徒としては飲まないわけにはいかないでしょう。それにしても思ったより津軽弁が聞けなくて残念でした。大学時代を仙台で過ごしたので、東北弁には愛着があるんです。牛乳を「ベコチッチ」と言った岩手出身の友人に感動し、「いずい」という仙台弁を「放尿の後、格納した一物が本来あるべき位置と微妙にずれているような居心地の悪い精神的状態」と明晰に解説してくれた宮城出身の友人に呆れた思い出が、走馬灯のように脳内を駆け巡ります。T君、元気ですか。


 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2005-07-01 06:17 | 東北 | Comments(0)
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