イタリア編(96):郵便貯金局(12.8)

 朝目覚めて、テレビの天気情報を見ると、どうやら雨の心配はなさそうです。なおこの番組では、ドロミテ、ハイリゲンブルート、ガシュタイン、ザルツブルクなど、各地の名所の様子をライブ・カメラで伝えてくれる楽しいものでした。
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 朝食をいただいて、部屋に戻って荷物を最終チェック、フロントでチェックアウトをして地下鉄に乗り込みました。実は、本日のフライトはウィーン国際空港13:30発なので、午前中にもう少しウィーンを漫歩したいなという色気を持っていました。しかしネックとなるのは私のしょぼいテニス・ケースと、山ノ神の重いスーツ・ケース。ところが渡りに舟、『地球の歩き方』によると、ウィーン・ミッテ(Wien Mitte)駅のシティ・エア・ターミナルでチェックインができ、荷物も預けられるという願ってもない情報を入手しました。というわけで、Landstr.駅で下車して、シティ・エア・ターミナルに行きチェックイン、身軽になってもうしばらくウィーンを徘徊することができました。
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 まずは歩いてオットー・ヴァーグナー設計によって1912年に完成した郵便貯金局(Postsparkasse)へと行きましょう。まずは石板をアルミニウムのボルトが固定している力感あふれる外観を堪能。でもよく見ると顔に見えますね、というわけでフェイス・ハンティングを一発。
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 さて現在の時刻は8:44ですが中に入ることができました。ここにはヴァーグナー・ミュージアムがあるので開館する9:00まで館内を鑑賞いたしましょう。おっとその前に『図説オーストリアの歴史』(増谷英樹・古田善文 河出書房新社)から、彼についての一文を紹介します。
 リングシュトラーセの「歴史主義」的建築を批判して、独自の建築様式の展開を主張したのはオットー・ヴァーグナーである。彼は1895年に『近代建築』という著作を著し、リングシュトラーセの「歴史主義」建築を「老残の身をさらす形式の世界」として徹底的に否定した。ヴァーグナーはイスラムや日本の美術を取り入れたユーゲントシュティールと言われる華美で装飾的な様式の建築スタイルを確立し、ウィーンの都市改造計画に参画し、鉄道建設や駅舎などを独自の様式で建築した。彼の設計した郵便貯金局は、当時開発されたばかりにアルミニウムを使用し、プレハブ的な建築形式を採用し、内部に集中暖房装置を備えるなど革新的な技術を取り入れていた。(p.58)

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2014-03-16 07:59 | 海外 | Comments(0)
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