言葉の花綵105

 パンののちには、教育が国民にとって最もたいせつなものである。(ダントン)

 行き過ぎた自由はそれぞれが勝手気ままに主張する喧噪を生み、行き過ぎた秩序は誰ひとり口を開かない沈黙を生む。(ジャック・アタリ)

 おれたちは忘れる機械だ。人間てものは、少しは物を考えるが、忘れるのが第一なんだ。(『砲火』 アンリ・バルビュス)

 どこにどんな宗教があってもよい。なぜなら、あらゆる宗教は、自制心、物事を肯定する心、寛容の心、他の宗教を理解する心を求めるからだ。(アショーカ王 磨崖法勅第七章)

 貧乏は人の社会的感情を殺し、人と人との間におけるいっさいの関係を破壊し去る。すべての人々によりて捨てられた人は、かかる境遇に彼を置き去りにせし人々に対しもはやなんらの感情ももち得ぬものである。(『犯罪と経済状態』 ボンガー)

 支配階級よ、共産主義革命のまえにおののくがいい。プロレタリアは、革命においてくさりのほか失うべきものをもたない。かれらが獲得するものは世界である。(『共産党宣言』 マルクス エンゲルス)

 勝利は目標の実現にあるのではなく、つねに目標を追いつづけるなかにあるのだ。(ロマン・ロラン)

 真理よりも権利。(『ウィーン愛憎』 中島義道)

 いくさの準備をすれば、いくさが寄せてきますよ。(『琉球処分』 大城立裕)

 どんなに科学が進歩しても、ホレーショ君、この天地には科学ではわからぬことが沢山あるのだ。(『ハムレット』 シェークスピア)

 教師たちは暴君で若者への思いやりなどなかった。彼らの目的はただ一つ、われわれの頭に知識を詰め込んで、自分たちのような頭でっかちの猿に仕上げることだ。独創性のかけらでも見せた生徒は、とことん迫害された。(アドルフ・ヒトラー)
by sabasaba13 | 2014-06-16 06:33 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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