オーストリア編(11):鉄道博物館(13.8)

 あーでもないこーでもないと道に迷いながらすったもんだの挙句、黒猫に励まされながら、やっとブラームス博物館に戻れました。この間、所要時間は二時間弱。平身低頭、鉄道博物館に寄ってよいという山ノ神の神託を得たので、線路の向こう側へと参りました。材木を山と積んだ貨物列車がありましたが、オーストリアでは森林資源を有効活用しているという話を思い出します。
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 そしてセメリンク鉄道の博物館(SUDBAHN MUSEUM)に着きました。入館料を払って中へ入ると、難工事の様子や、石橋のジオラマ、そして蒸気機関車などが展示してあります。
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 そしていったん外へ出てすこし歩くと、いよいよ恋い焦がれた転車台と扇型機関庫とご対面です。おおっ、蒸気機関車を方向転換させる転車台と、それを格納する扇型機関庫が、ほぼ完全な状態で保存されていました。
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 蒸気機関車は運転台が一方向にしかなく、終着駅などで必要になるのが転車台(ターンテーブル)で、この転車台を活用し、効率よく機関車を収納するための車庫が扇型機関庫です。この両者がともに残っている例は珍しく、「全国に現存する扇型機関庫」によると、日本では次の十二例しかないそうです。旧小樽築港機関区手宮分庫(北海道小樽市)、旧苗穂機関区(北海道札幌市)、旧盛岡機関区荒屋新町支区(岩手県八幡平市)、旧会津若松機関区(福島県会津若松市)、旧新津機関区(新潟県新潟市)、旧直江津機関区(新潟県上越市)、旧遠江二俣機関区(静岡県浜松市)、旧梅小路機関区、旧津山機関区(岡山県津山市)、旧米子機関区(鳥取県米子市)、旧宇和島機関区(愛媛県宇和島市)、旧豊後森機関区(大分県玖珠町)。しかも公開されているのは、手宮、二俣、梅小路、津山、豊後森のみ。ほんとうにレアな物件です。アドレナリンが分泌するのを感じながら、ばしゃばしゃと写真を撮りまくっていると、一天にわかにかき曇り、突然の驟雨が襲ってきました。あわてて車庫内に避難、そこには蒸気機関車やいろいろな作業用車両が展示されていました。歩いている時に降られないでよかった、これはついていますね。幸い雨はすぐにあがりました。それではウィーンに戻り、オットー・ヴァーグナーの建築を拝見することにしましょう。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2014-09-13 06:38 | 海外 | Comments(0)
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