オーストリア編(30):ペストリンクベルク登山鉄道(13.8)

 ほぼ定刻通りに列車はリンツ駅に到着。今夜の塒はホテル・シラーパーク(AUSTRIA TREND HOTEL SCHILLERPARK)ですが、地図で確認すると駅からすこし離れています。ここは大人旅を選択、惜しげもなく(といってもたいした額ではありませんが)タクシーを利用してオーストリア経済に貢献することにしました。数分でホテルに到着し、チェックインをして部屋へ。なお駅に近いホテルをおさえておいたのですが、突然の改修工事のため急遽こちらに変更となりました。律儀なことに、お詫びをしたいという連絡がJTBを通して事前にあり、部屋にフルーツ・バスケットを用意してあるとのこと。なるほど鮮度はよろしくないとはいえ、果物がてんこ盛りに積んでありました。感謝。窓ははめ殺しのため、喫煙することは事実上不可能、ま、もともと禁煙の部屋なのですが。よって一服したくなったら入口の外で吸うはめとなりました。
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 それではペストリンクベルク登山鉄道に乗りにいきましょう。目抜き通りをてくてくと歩きながら、落ち着いた雰囲気の街並みを堪能。最新式の路面電車が行き交っています。
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 町の中心となるハウプト広場(Hauptplatz)にあるインフォメーションに立ち寄って、マウトハウゼン強制収容所への行き方、ザンクト・フローリアン修道院へのアクセスとオルガン演奏会の開始時間、登山鉄道の乗り方などなど、いろいろと教えてもらいました。登山鉄道の乗り場はすぐ目の前、以前の始発駅は川向うにあったのですが、2008年にハウプト広場へと乗り入れ、新型車両も導入されたそうです。自動発券機で往復切符を購入、後の祭りですが、帰りは歩いておりるという選択肢もありましたね。無念。
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 さあ出発、途中までは路面電車と同じ軌道を走りますが、ドナウ川を渡ると専用軌道となります。うわお、これは凄い。座席に座っていても、わが身が相当傾いていることを体感できます。わずか2.9kmで標高差255m、最大勾配116‰という急勾配はだてではありません。粘着式鉄道では世界最急勾配とのこと。森や点在する家々の間を縫うようにうんしょうんしょとのぼっていくと、やがて終着駅近くにあるペストリンクベルク巡礼教会の二つの尖塔が見えてきました。
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 二十分ほどで終着駅に到着、ここから歩くとすぐ近くに大きな展望台がありました。おお絶景かな絶景かな、蛇行するドナウ川、リンツの街並み、穏やかな緑なす山なみを一望できます。そばにはレストランも併設されていて、夜景をみながら食事を楽しむのも一興かもしれません。
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 そして白亜の教会を見学、外の金網に愛の南京錠がかかっていたのはご愛敬。
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 それでは再び登山列車に乗って下山、降りた停留所のそばにある現代的な建物は最先端のメディアテクノロジーを紹介するアルス・エレクトロニカ・センター。ニーベルンゲン橋を歩いて渡ると、グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、オスカー・ココシュカなど近代美術を紹介するレントス美術館(Lentos Kunstmuseum)があります。見たいのは山々ですが本日はすでに閉館、明日、明後日も時間的にきびしいかもしれません。
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 このレストランが美味しいとガイドブックに紹介されていたので、シュニッツェルとスープをいただきました。滔々と流れるドナウ川を眺めながらビールで乾杯、今日一日を無事に終えたことを感謝しつつ舌鼓を打ちました。
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 そろそろ薄暮、明かりに照らされて美しく映える街並みを楽しみながら、ホテルへと戻りました。ウィスキーを一献傾けながら、明日の旅程を確認、そして就寝。

 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2014-10-12 09:10 | 海外 | Comments(0)
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