オーストリア編(50):ザンクト・ヴォルフガングへ(13.8)

 朝目覚めてベランダに出ると、お天道様がにこやかにほほ笑んでおられます。テレビの天気予報を見ても今日はまあまあ好天の模様。よろしい、予定通り、シャーフベルク登山鉄道に乗りにまいりましょう。朝食をいただき、身支度と携行品を整えいざ出発。まずは天気も良いことだし、例のビュー・ポイントへ行きました。マルクト広場から船着場を通り過ぎて数分歩くと到着。思わず息を呑んでしまいました。何という夢のような絶景… やはり陽光と青空だと、風景の美しさにも雲泥の差がでます。微風のため湖面がやや波立ち、鏡のように風景を映すところは見られませんでしたが、贅沢は言いません。しばし見惚れた後、写真を撮りまくりました。
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 今日は、列車でバート・イシュルまで行くことにしますか。船着場へと戻り、やってきた渡し船の後部デッキに陣取り、爽快な湖風を浴びながら対岸にあるハルシュタット駅までのプチ・トリップを満喫。澄んだ青空と緑なす山々と陽光に照らされた家並み、それを映す湖面、♪はあれたそらあ、そおよぐかぜえ♪と唄いたくなるってもんです。唄いませんでしたが。
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 十分ほどで船着場に到着、ゆるやかな坂道をのぼると、すぐに駅のホームとなります。ハルシュタット湖に沿って走る線路を眺めていると、やがて8:28発の列車が入線してきました。
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 乗り込むと車内は閑古鳥が鳴いています。左窓側の席に座り、車窓を流れゆく湖の美しい風景を満喫、♪峠を越えれば夢見るような、五色の湖飛び交う小鳥、汽笛も二人の幸せ歌う♪と口笛を吹きたくなるってもんです(あーしつこい)。随所で材木を積んだ貨物列車や材木置き場を見かけましたが、再生可能エネルギーとしても利用しているのかもしれません。
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 そして8:52にバート・イシュルに到着、駅前で9:13発のバスに乗り換えてザンクト・ヴォルフガング(St.Wolfgang)へと向かいます。煙草を吸いながらバスを待っていると、駅に停車した列車から陸続と銀輪部隊がおりてきます。なんとも羨ましい眺めですね、日本でもいつかこういう光景を見たいものです。そして定刻通りバスが到着、もしかすると観光客で大混雑、下手すれば乗れないかなと心配したのですが、余裕の横井小楠で乗れました。
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 緑の沃野や連なる山なみ、点在する愛らしい家々を車窓から愛でていると、三十分ほどでザンクト・ヴォルフガング到着。
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 ガイドブックによると、「St.Wolfgang Markt」で降りると町の中心、次の「Schafbergbahn」で降りると登山列車の湖岸駅が目の前だそうです。両者の間は歩いて十分ほどなので、間違って降りてもリカバリーは可能です。「Schafbergbahn」で降りると、おお、さすがは映画『サウンド・オブ・ミュージック』にも登場した人気の鉄道、黒山の人だかりです。たしか「ドレミの歌」の中で、子どもたちとハイキングに行くシーンでしたね。さて予想通りの大混雑、はたして乗れるのでしょうか。切符売り場のところに乗車に関するディスプレイがあり、列車は二十分に一本、ちゃんと残りの切符の数が表示されています。案ずるより産むが易し、次の列車の切符を二枚買うことができました。でもたまたま運が良かっただけなのかもしれません。ガイドブックには「夏期の天気の良い日はかなり混雑し、昼頃にはその日の切符が売り切れることがあります」という注意がありました。早起きは三文の得、できるだけ早い時刻に乗った方がいいかと愚考します。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2014-11-12 06:38 | 海外 | Comments(0)
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