オーストリア編(73):祝祭劇場(13.8)

 朝目覚めて外を見ると、やはり厚い雲が空を覆っていますが雨は降っていません。テレビで各観光地のライブ映像を見ると、インスブルックの南にそびえるパッチャーコーフェル(Patscherkofel)も分厚い雲で覆われています。でも天候は回復に向かう模様、山歩きをする予定のザンクト・アントン(St.Anton)にも太陽マークが出ています、期待しましょう。
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 最上階のレストランで最期の朝食をいただき、これも見納めかとエレベーターホールの前で駅の方を眺めていると…ん? あの半円形の施設はもしかすると…望遠でカメラにおさめてモニターで確認すると、間違いない、扇形機関庫です。ということは当然、転車台もあるはず。遅かりし由良之助、もっと早く気づいていれば、訪れる手立てもとれたかもしれないのに。しかし六日の菖蒲、十日の菊、今日の旅程を考えると断念せざるをえません。再訪を期しましょう。
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 フロントでチェックアウトをして荷物を預かってもらい、トロリーバスに乗って旧市街へと向かいます。これも環境汚染対策なのでしょう、ザルツブルク市の見識を感じます。上部にとりつけてある鳩の意味はよくわかりませんが。
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 時刻は午前九時すこし前、この時間だといつも芋洗い状態のゲトライデガッセも落ち着いて歩くことができます。なおゲトライデガッセ(Getreidegasse)とは日本語に訳すと「穀物通り」、さまざまな店が所狭しと軒を並べ、古色あふれる看板がいくつも通りに張り出しています。これは文字が読めない人のための工夫だったのでしょうね。よくガイドブックで紹介されている、取っ手を引っ張る古い呼び鈴も見つけることができました。向うからやってくるのは男女のコックさん、この町の普段着の表情をすこし見られたような気がします。
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 馬洗い池の前にある広場は、カラヤン広場(Herbert von Karajan Platz)というのですね、気がつきませんでした。
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 そしてホーエンザルツブルク城塞の真下にある祝祭劇場へ到着、さっそくチケット・オフィスでガイドツァーの参加申し込みをしました。開始時刻までお店を物色し、音楽祭のキーホルダーを自分のお土産に買いました。オペラのポスターを何気なく見ていると、スポンサーは「SWAROVSKI」「Nestle」「Audi」「SIEMENS」「ROLEX」、ちょっと胡散臭そうなグローバル企業の名が連ねられていました。
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 さあツァーの開始です。参加者は十名、ガイドは…妙齢の美しい女性でした。その美貌、雪のように白い二の腕・御御足に思わず見惚れて…いかんいかん、一応私は妻帯の身、己を持さねば。気づかれたかなと、山ノ神をちらりと見ると彼女も見惚れていました。ま、それくらい美しい方だったということです。閑話休題、まずは壁画のある入口ロビーに入り、英語による説明。
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 そして昨晩『戦争レクイエム』を聴いた大ホールの見学です。1956年に、メンヒスベルク山の岩を爆破して作ったもので、舞台は幅100m・高さ60m・奥行き65m、2400人を収容できる世界でも有数のホールです。
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 モーツァルトのためのホール(Haus fur Mozart)では小規模の演奏会が演じられ、2006年のモーツアルト生誕250周年を機に改装されてこのように呼ばれるようになりました。なお舞台装置がセットしてあるためか、ここは撮影禁止でした。この二つのホールの間にあるのが豪華な内装のカール・ベーム・ザール、コンサートの合間の社交場となるところですね。時計はやはりロレックスでした。
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2014-12-20 08:27 | 海外 | Comments(0)
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