北海道編(11):宗谷岬(13.9)

 ゆるやかな階段を海に向かっておりていくと、そこが宗谷岬。その手前に間宮林蔵の銅像がありました。言わずと知れた樺太と大陸の間にある海峡を発見したお方。この像は、林蔵が樺太へ渡る決意を秘め、はるか海の彼方を見つめる姿をあらわしているとのこと。なお解説によると、ここから国道238号線を稚内方面へ3kmほど進んだところに、彼が樺太へ渡航した場所を示す記念碑があるそうです。ちょうど復路になるので、車窓からシャッターチャンスを狙いましょう。岬には「日本最北端の地」という碑と、三角形のモニュメントがありました。海の彼方、厚い雲の下に浮かんでいるであろうサハリンの島影を想像し、アントン・チェーホフに思いを馳せながら紫煙をくゆらしました。彼は、閉ざされた流刑地サハリンにおいて、ロシア自体が「閉ざされた」サハリン島にほかならないことに衝撃を受けたそうです。ここ日本も「閉ざされた」サハリン島であるのかもしれません。
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 時刻は午後五時半、ちょうど日本海に陽が沈むところでした。空と海を深紅に染め上げる落日にしばし見惚れていると、おっともう集合時間だ。あわてて駐車場に停車しているバスに戻りました。そして出発、カメラを構えてシャッターボタンに指をあてがい車窓を流れゆく風景を凝視していると…あった! ばしゃ。「間宮林蔵 渡樺出航の地の碑」を撮影することができました。私の動態視力も捨てたものではないと自画自賛。陽はすっかり沈み、濃紺に染まる海を眺めていると利尻富士の山影を遠望することができました。
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 午後六時半ごろに稚内駅前に到着、ガイドさんと運転手さんに丁重にお礼を言って下車。夕食をとる店を探しながら町をぶらぶら歩いていると、宗谷黒を食べられる「竹ちゃん」というお店を発見。さっそくステーキを所望して舌鼓を打ちました。さあ明日は網走を経由して、長駆知床へと向かいます。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2015-02-21 06:35 | 北海道 | Comments(0)
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