北海道編(53):旧士幌線アーチ橋ツァー(13.9)

 朝の六時に目覚め、窓を開けると霧がたちこめています。朝食をいただき、お茶目なトイレ男女表示を撮影。
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 本日参加するアーチ橋ツァーは、9:00に糠平温泉文化ホール集合となっております。その後、バスで帯広に行き、根室本線で札幌へ、そして新千歳空港 20:50発の飛行機で羽田空港に戻る予定。しかし帯広行きバスの本数が少なく、おまけにこの時間帯は、始発が糠平温泉ではなく上士幌郵便局前となっています。♪困ってしまってワンワンワワン♪、いたしかたない、タクシーで…いやまてよ、情けは人の為ならず、駄目でもともと、宿の御主人に頼んでみましょう。「どうかひとつ」「ようがす」、というわけで自家用車で送ってくれるとのこと、ご厚情、深謝します。ほんとうにありがとうございます。
 部屋で寝転びながらうだうだしていると、青空がひろがってきました。それではすぐ近くにある糠平温泉文化ホールへと向かいましょう。途中に「大雪グランドホテル」という廃業したホテルが佇んでいました。
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 午前九時五分前にホールに到着、係の方に挨拶をして開口一番「タウシュベツ橋梁は見えますか?」と訊ねました。残念、九月に来襲した台風で増水して水没し、上部が少しだけ見えているだけだそうです。ああ悔しい。悔しいので貼ってあったフルムーンのポスターを撮影、こんなふうに見える時に再来するぞと決意。ガイド料3000円を支払い、同行する老夫婦と三人で、ガイドさんの車に乗り込み、Here we go ! なお橋に行くまでの道がぬかるんでいるということで、ゴム長靴を貸与されました。まずはこちらでいただいたパンフレットにより、旧士幌線とアーチ橋について紹介します。
 国鉄士幌線は十勝北部の農産物や森林資源の開発に貢献した鉄道でした。1937年(昭和12年) 9月に上士幌~糠平間が、1939年(昭和14年)に糠平~十勝三股間が開業しました。しかし森林資源の枯渇と車社会の到来によって、1978年(昭和53年)に廃線となり(糠平~十勝三股間がバス代行)、その後、1987年(昭和62年)には帯広~糠平の間も廃止されました。そして鉄道の廃止とともに鉄道橋としてのアーチ橋の使命は終わりました。

 士幌線は1,000m進むと25m登るという急勾配と半径200mのカーブが続き、終着十勝三股駅は海抜661.8mと北海道の鉄道の中で最も高い位置にあるなど本格的な山岳鉄道でした。特に、音更川の渓谷に沿って作られたため、たくさんの橋を造る必要がありました。そこで、工事費をおさえるために、現地でとれる砂利や砂を使って造ることのできる、アーチ橋をかけることになりました。また、大雪山国立公園の渓谷美に似合った橋の形にしたいということからも、アーチ橋とすることになりました。
 タコや強制連行された朝鮮人・中国人についての言及はありませんが、この工事には関わっていないのでしょうか。気にかかるところです。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2015-05-02 06:39 | 北海道 | Comments(0)
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