世界ネコ歩き写真展

c0051620_8154627.jpg 山ノ神が写真家・岩合光昭氏の「世界ネコ歩き写真展」の無料券を二枚もらってきて、今度の日曜日に行きましょうと誘いをかけてきました。場所は、日本橋の三越か… おもいっきり朝寝坊をして、NHK-FM「名演奏ライブラリー」を聞きながら旅行記を執筆し、12:00から14:00までテニスをして、三越で写真展を見て、「たいめいけん」でメンチカツを食べる。おお、「素晴らしき日曜日」になりそうでごわすな、よかよか、と承諾しました。
 岩合光昭氏は、2010年に写真展を拝見して以来のファンです。私も山ノ神も猫が大好きで、岩合氏の写真を参考にしながら、日本やヨーロッパのを撮影してきました。われわれだけの秘密の猫写真家として密かに心の交感を勝手にしていたのですが、NHK BSプレミアムの「世界ネコ歩き」で人気が出てしまいちょっと残念。今回は猫に特化した写真展、楽しみです。
 執筆とテニスを終え、午後三時半ごろに日本橋の三越に到着、おお入場券を買うための長蛇の列ができています。無料券を提示して会場内に入ると、たいへんな混雑です。意外だったのは男性の姿が目立ったこと、私のように仕事に疲れて猫に癒しを求める人が多いのかな。それはさておき、場内はネコ、ネコ、ネコのオンパレード。犬とは違い、人間に寸毫も媚びず、自由気儘にふるまうネコたちの愛らしい姿に見惚れてしまいました。私も旅行中に猫の写真はかなり撮ってきたのですが、こうした自然な仕草や表情はなかなか記録媒体におさめられません。"猫時間"に合わせてじっくりとつきあうこと、"猫目線"となって相手の警戒心を解くこと、これが良い猫写真を撮る要諦なのだと肝に銘じましょう。旅程におされて前者はなかなかできないので、せめて後者だけでも実践していきたいと思います。
 フランス、ベルギー、クロアチアギリシア、ハワイ、ウルグアイ、台湾、沖縄など世界各地の景観に溶け込んだ猫たちの姿も印象的でした。猫って、どんな地にいても違和感なく、そして絵になる生き物です。あらためて猫の魅力に気づかされた、素敵な写真展でした。"ネコが幸せになれば、ヒトが幸せになり、地球が幸せになる"、岩合氏の言葉です。権威に盲従せず、無用な争いを避け、自然を破壊せずに安楽な日々を貪る、猫の叡智に学ぶのもいいかもしれません。
 帰りに特設会場に寄って、飛び猫のクリアファイルと絵葉書を購入。高速道路の下で苦しそうに呻吟する日本橋を渡って「たいめいけん」に入りました。私はメンチカツ、山ノ神は蟹マカロニグラタン、そして二人とも50円のボルシチとコールスローサラダを注文。われわれの舌鼓の音とともに日曜日の黄昏時は過ぎていきました。
c0051620_8161674.jpg


 おまけで、猫に関する名言と、私が撮影した眠り猫の写真を載せました。上から、川平(石垣島)、モスタル(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)、尾道(広島県)、大平台(神奈川県)です。
 わが家に在って欲しいもの/解ってくれる細君と/散らばる書冊のあいだを縫って踏まずに歩く猫一匹/命の次に大切な四五人ほどの友人たち。(ギヨーム・アポリネール)

 猫はあまり明るいところのない生活のなかであなただけが唯一の光明であるみたいにけっしてふるまったりしないのだ。(レイモンド・チャンドラー)

 猫に愛情を感じない人間は芸術家としての情操に欠くるところありと断言して憚らないネ。(伊丹万作)

 猫に名前をつけるのはむずかしいことです。(T・S・エリオット)

 筋のよい猫は空きっ腹のときよりも腹いっぱいのときによく鼠をとる。(ベンヴェヌート・チェッリーニ)

c0051620_8171125.jpg

c0051620_8173593.jpg

c0051620_8182716.jpg

c0051620_8184697.jpg

by sabasaba13 | 2015-06-30 08:19 | 美術 | Comments(0)
<< 『百貌百言』 植治の庭編(20):帰郷(13... >>