言葉の花綵122

 われわれは、〈より優れた、より大きな〉ゴミを生産しないことには、〈より優れた、より大きな〉冷蔵庫、自動車、あるいはジェット機を生産することはできない。(ニコラス・ジョージェスク=レーゲン)

 微力だけど無力じゃない。(反核運動を行なう長崎の高校生)

 もう一つの世界は可能であるという仮説なくしては、政治は存在しない。そこには人間と物の行政的な管理があるのみだ。(エルンスト・ブロッホ)

 もっとも危険な暴力の培地は、相手に対する悪意や敵意ではなく、自己の無垢性に対する信憑なのである。(内田樹)

 行動において妥協が不可避であることは思想の妥協に堕することにはならない。(セルジュ・ラトゥーシュ)

 あらゆる政府は、望もうが望むまいが、資本の「官吏」である。(セルジュ・ラトゥーシュ)

 幸福は、それを与えた時に所有していると確認される唯一のものである。(ラウル=フォルロー)

 芸術は無用なものであるゆえに絶対に必要なのだ。(オスカー・ワイルド)

 経済発展は常に、人々が物を作る代わりにものを購買することができるようになることを意味してきた。(イヴァン・イリイチ)

 (1)自分が何を言っているのか分かっているのはいいことだ。
 (2)不明瞭なものすべてが深遠であるわけではない。(アラン・ソーカル)

 墓場は、若く野心にあふれた者たちで一杯だ。(『荒野の七人』)

 占領は抵抗運動を生み、抵抗運動は弾圧を生み、弾圧はテロを生み、テロは報復テロを生む。(イスラエルの壁に描かれた落書き)

 おそらく人間は、無為で変化のない人生を長く過ごすよりは、短命だが落ち着きのない、刺激的で常軌を逸した人生を送る運命にあるだろう。(ニコラス・ジョージェスク=レーゲン)
by sabasaba13 | 2015-07-14 06:36 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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