スイス編(30):ベルニナ急行(14.8)

 列車は左へ右へとカーブを繰り返しながら、森を抜け、石橋を渡り、山を駆け下りていきます。
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 やがて三つの塔がある町が見えてきましたが、あそこがポスキアーヴォ(Poschiavo)ですね。ガイドブックによると、まだ国境を越えていませんがすでにイタリア語圏だそうです。おっ、ラブリーな転車台があるぞ、パシャ。でも一本の線路の上の回転板、何のために使うのでしょう?
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 ポスキアーヴォ湖を左に眺めながらしばらく行くと、観光客を満載した無蓋の客車とすれちがいました。いいなあ、乗ってみたいな。ガイドブックによると、夏場の天気の良い日に最後尾に連結される展望車で、切符を持っていればその場で乗れるそうです。
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 ブルージオ(Brusio)駅を過ぎると、いよいよお待ちかねのオープン・ループが近づいてきました。わくわく。高低差を克服するために、山の中腹から円弧を描く石橋を下りて地表に到達するというとてつもない代物です。乗り鉄・撮り鉄としては絶対に外せない一押しの物件です。なお時計方向に進むので、右側の席だとループ橋をよく眺めることができるという情報を得ています。隣の席のお父さんをこちらの窓にお招きして、二人でカメラを構えシャッター・ボタンに指をかけました。呆れたように見つめる妻たち。わくわく。きたっ。ぐるんパシャぐるんパシャぐるんパシャぐるんパシャぐるんパシャぐるんパシャぐるんパシャぐるんパシャ。あー楽しかった面白かった。握手して健闘を讃え合う、子ども心を失わぬ二人でした。この橋はぜひ至近距離で見てみたいものです。
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 気がつけばすでに国境を越えており、イタリアに入国していました。いちおうパスポートは持ってきましたが、提示を要求されることはありませんでした。アイベックスのぬいぐるみを売るに働くおじさんと記念撮影をして(買わないで御免ね)、しばらくするとそろそろ終着のティラーノです。道のど真ん中をごろごろと路面電車にように走り、12:02にティラーノ(Tirano)駅に到着です。約二時間半の愉しい鉄道旅行でした。
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 日本人家族とはここでお別れです。なおこちらの駅構内にも、日本語で「ティラノ 寄贈 姉妹鉄道 箱根登山鉄道株式会社」と表記された看板がかかっていました。外へ出て駅舎と、ユネスコ世界遺産プレートを撮影して、駅前にあったレストランでピザ・マルガリータとビール、紅茶をいただきました。
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2015-11-06 06:32 | 海外 | Comments(0)
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