京都錦秋編(10):白河院庭園(14.11)

 なお以前に植治の庭めぐりをしたこともあるので、よろしければご笑覧ください。今回はその落ち穂拾い、ここ白河院庭園とがんこ二条苑を訪れます。こちらは旅館になっており、まずはフロントに立ち寄ってお庭を見せていただきたいと申し入れると快諾、しかもロハ、素晴らしい。敬意を表してこちらで昼食をいただこうと、品書きを見ると湯豆腐定食がありました。それほど空腹ではないし(ちょいと値が張るし)、一人前を二人でシェアすることにしたボンビーなわれとじ夫婦。料理ができるまでお庭を散策しようと外へ出ると、さきほどの係の方があわててやってきて、確認したらそれはできないとのこと。うーん、いけず。しかたがない、お庭を歩いた後にお茶をいただくことにしましょう。
 池泉回遊式の小ぶりなお庭で、池を中心に起伏に富んだ地形となっています。小道をゆるやかに上り下りしながら、景観のうつりかわりを楽しむことができました。小さな滝の石組や意匠をこらした沢飛び石なども見どころですね。紅葉も多いのですが、残念ながらほぼ散っていました。斜面を彩る散り紅葉もそれはそれできれいなのですが、やはり盛りの頃に再訪したいものです。池にはりだした枝ぶりの良い松を植木職人さんが剪定されていましたが、落とした松葉がちらばらないように輪を池に浮かべ、脚立とビールのケースを利用されていました。職人さんの仕事風景は見ていて飽きないものですね。なおこのお庭は、米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」(JOJG)が発表する2015年の「日本庭園ランキング」の第22位に選定されています。"So what"と言われたら"So it goes on"としか答えられませんが。
c0051620_626308.jpg

 そして建物内に戻り、私は珈琲とわらび餅、山ノ神は抹茶と栗羊羹をいただいて小休止。なお置いてあった雑誌を何気なく紐解くと、三年坂に「五龍閣」という洋館が掲載されていました。これは面白そう、これから清水寺に行く予定ですので、その後に寄ってみましょう。
c0051620_626571.jpg

 なお、旅館「白河院」についてインターネットで調べてみましたが、一泊二食で14,500円(税込)から泊まれます。没義道な値段ではありませんね。さらに武田五一設計の数寄屋であることも判明、これは一泊の価値はありますね。いつの日にか泊まってみたいものです。ちなみに彼の作品でお目にかかったことがあるのは明治村の芝川又右衛門邸京都府立図書館、熊本大学医学部山崎記念館です。ちょっと気になる建築家です。

 本日の五枚です。
c0051620_6272620.jpg

c0051620_6275192.jpg

c0051620_628194.jpg

c0051620_6284177.jpg

c0051620_629792.jpg

by sabasaba13 | 2016-09-07 06:29 | 京都 | Comments(0)
<< 京都錦秋編(11):日向大神宮... 京都錦秋編(9):白河院庭園(... >>