若草山山焼き編(19):大和郡山(15.1)

 ホテルに自転車を返却して預けておいた荷物を受け取り、小腹がへったのでティーラウンジでサンドウィッチをいただきました、高かったけれど背に腹は代えられません。
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 それでは出発、さらば奈良ホテルよ。さらば荒池よ、五重塔よ。
 近くにあった老舗旅館の「菊水楼」を撮影してふたたび奈良公園へ。そうです、やはり鹿のみなさんに鹿せんべいをあげなければ。「このせんべい代は可愛いい(ママ)鹿の保護にあてます」という証紙でくるまれた鹿せんべいを150円で購入し、山ノ神にわたしました。できるだけ公平に食べさせようとする御仏のような彼女は、一匹に一枚と決めていたようですが、食べさせたのに煩くつきまとう鹿がいます。とうとう彼女の臀部に頭突きをくらわす始末、思わず写真に撮って見せたら、「なんで助けてくれなかったの」と仏頂面の山ノ神、「ヒグマだったら身を呈して助けていた」と、白々しい嘘をつく私。
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 そして県庁の屋上へとのぼりました。おおっ素晴らしいパノラマ、三笠山や大仏殿、興福寺五重塔を手に取るように一望できました。いつか山焼きをここから見てみたいものです。
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 近鉄奈良駅へ行き、忘れちゃいけない、駅近くの「たなか」に寄ってさきほどいただいたクーポン券で柿の葉寿司を貰い受けました。駅構内には「日本一高いビルの展望台でひとやすみ あべのハルカス300」と記された、マスコット・キャラクター「あべのべあ」のポスターがありました。いつか上ってみたいものです。そして近鉄奈良線に乗って大和西大寺駅へ、さらば朱雀門よ。
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 近鉄橿原線に乗り換えて近鉄郡山駅に到着です。所要時間は約20分、この間に柿の葉寿司を半分こして食べてしまいました。それでは大和郡山の街歩きをはじめましょう。いきなりマンホールの蓋に、名物の金魚を発見。
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 そう、ここ大和郡山は金魚の養殖で有名なのですね。観光協会の公式サイトによると、大和郡山市における金魚養殖の由来は、享保9年(1724年)に柳澤吉里が甲斐の国(山梨県)から大和郡山へ入部のときに始まると伝えられています。幕末の頃になると、藩士の副業として、明治維新後は、職禄を失った藩士や農家の副業として盛んに行われるようになりました。また、これら歴史的背景に加え、自然条件としては水質、水利に恵まれた農業用溜池が数多くあり、溜池に発生する浮遊生物(ミジンコ類)が金魚の稚魚の餌に適していたことなど、有利な条件が備わっていました。近年は都市化に伴う水質汚濁等の環境悪化などで生産量は減少したものの、 養殖農家約50戸、養殖面積約60ヘクタールで、年間金魚約6,000万匹が販売されています。おしまい。

 正体不明の飛び出し小僧と、酒蔵らしき大きな建物を撮影し、しばらく歩くと豊臣秀長の菩提寺である春岳院がありました。
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 そしてお目当ての一つ、杉山小児科医院に到着。様々な装飾がほどこされたハーフティンバー様式で、ドイツ民家のような洒落た物件です。これなら子供たちも泣き叫ばないだろうなあ…たぶん。

 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2017-06-05 08:04 | 近畿 | Comments(0)
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