京都の夏をいろどる行事、
祇園祭につづいて五山送り火を見てきました。どこで見るかについては、逡巡しましたが、結論は宿泊客に解放される「
ホテル平安の森京都」の屋上です。祇園祭の際に泊まって施設やサービスは合格点、岡崎神社のとなりに立地するので大文字とほど近く、船形・左大文字・鳥居形も遠望できるそうです。アクセスが少々わるいのが難点ですが、大きな瑕疵ではありません。運良く予約もとれ、8月16日から一泊二日で上洛しました。
去年は大雨という災難に遭ったそうですが、今年は晴れ。午後八時、ホテルの屋上から、至近距離の大文字送り火、そし遠くに灯された船形・左大文字・鳥居形の送り火を、きれいに見ることができました。精霊を冥府に送るという宗教的な意味合いを肝に銘じながら、山ノ神と二人で一時間ほどの京の夜空を焦がす炎の舞に酔いしれました。
なお翌日にモーニングサービスをいただいた白川通の喫茶「アッコ」の御主人アッコさんによると、今年の点火はたいへん上手くいったそうです。
夜の火を撮影するのは難しいものですね。三脚も持参せず、技術的な知識もなく、撮った写真です。勉強し直して再訪を期したいと思います。