沖縄編(12):石垣島(05.8)

 翌日は曇り時々雨、石垣市の市内めぐりをすることにしました。バスでターミナルまで行って、近くのレンタカー屋で自転車を借りて出発です。まずは石垣市立八重山博物館を表敬訪問。やはりその地域がつくった資料館等を真っ先に見学するのは、定石かつ礼儀ですね。しかしあまりにも展示の質量ともに貧弱で、肩すかしをくいました。入場券の大きさは、国内でも有数の大きさなのですが。ちょうど博物館の前の道路では、集落跡の発掘をしていました。また駐車場には「1951.11.7 八重山群島政府」と刻まれた道路元標が残されています。歴史は博物館の中だけにあるのではなく、目を凝らせばそこかしこで語りかけてくれます。
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 少し先に行ったところで、鳥居のある御嶽(ウタキ)を見つけました。これは珍しい、本島ではほとんど見かけなかったと記憶します。この後も気をつけて各地の御嶽を観察したのですが、八重山では御嶽に鳥居が設置されているケースがほとんどです。ここの鳥居には「在郷軍人会登野城班」と刻んであるので、国家神道に御嶽信仰を組み込むための措置かなと想像しました。しかし「一九五七年四月建立」という鳥居もあり、一概にそうとは言えないようです。本土・本島からの二重の差別に苦しんだ八重山の人々が、神道信仰を取り入れることによって心の拠り所を求めたのでしょうか。ご教示を請う。そうそう、「奉納 大石垣御嶽拝殿 昭和四十一年…竣工 皇紀二千六百二十六年」という碑があったのには心底驚愕しました。年表で調べると、昭和41(1966)年といえば、沖縄違憲訴訟闘争(1965)、教公二法闘争(1966)、裁判移送撤回闘争(1966)などの大きな運動とともに、復帰運動の渦中にあった頃です。その思いをこういう形で表現したのでしょうか、軽々しく断定はできませんが心に留めておきたいと思います。
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 面白い看板があったので紹介します。風と窓とどろぼう、童話の掌編が書けそうですね。
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by sabasaba13 | 2005-10-14 06:07 | 沖縄 | Comments(0)
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