沖縄編(15):西表島(05.8)

 そして舟浮集落に到着、さっそく日本軍司令部があった防空壕、山の斜面に掘られた発電所・弾薬庫用の壕、桟橋跡を見学。今では蝙蝠の住処となっているそうです。ここ船浮要塞は、東南アジアからの資源を日本本土に輸送する艦船の退避、停泊を守備するために、1941(昭和16)年につくられました。地主の意向を無視して建設を開始し、地代の半額以上は国債を強制的に購入させてすませたそうです。また住民は他の島へ疎開させられ、近くで座礁した安東丸という貨物船に乗っていた朝鮮人30人を要塞建設の軍夫として酷使し大半が餓死においこまれるという事件も起きています。また慰安婦小屋も置かれ、朝鮮人女性が強制的に性交の相手をさせられていたという証言もあります。
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 さて黒真珠養殖場を見学して、昼食です。ふねっちゃーぬ家というレストハウスで、昔ごはん舟浮三昧をいただきました。ぐるくんの唐揚げ、もずく、酢の物、ジューシーおにぎりですが、山ノ神が美味い美味いといたく絶賛していたのが印象的でした。さてこれから集落の観光ですが、二人のガイドのうち無口でさえない方のオジイが、芭蕉布の衣装に菅笠をかぶり三線をかついで登場。知る人ぞ知る知らない人は知らない、彼こそが舟浮出身の名物ガイド三郎オジイです。えもいわれぬ温もりのある島訛りの語り口は絶妙、三線による島唄の弾き語りも滋味あふれ、一発でファンになってしまいましたね。それにしてもそこの風土で育まれた伝統的な衣装はいいものですね、まるで別人の如く土に根が生えたような存在感。
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 まず乱雑だが中身が濃い民俗資料館を見学。写真のような手書きの宣言には胸を打たれました。人間に対する差別・虐待・搾取… 日本近代の忘れてはいけない血塗られた一面です。そして島の小中学校、イリオモテヤマネコ発見捕獲の地という碑、共同井戸を見て、イダの浜へ行きました。その途中、イリオモテヤマネコが全島から自動車が走っていないこの付近一帯に集まってきているという話をしてくれて、「ほりゃ」とオジイが指さす方をみると、おっ何と! イリオモテヤマネコの爪跡が斜面に残されています。
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 本日の一枚は、舟浮港です。シオマネキがたくさんいました。
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by sabasaba13 | 2005-10-19 06:05 | 沖縄 | Comments(0)
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