まずは本館を撮影、入母屋造の玄関が印象的な風格ある建物です。そして入館料を払って、盆梅展を鑑賞しました。見事な枝振りのさまざまな品種の梅が百花繚乱、予想以上に楽しめました。

前庭にもいくつか見どころがありました。まずは"蓬莱にきかはや伊勢の初たより"と刻まれた松尾芭蕉の句碑。句の意味は「めでたい蓬莱飾りを眺めていると伊勢からの初便りが聞こえてくるようだ」と解されているそうです。高さ5m、重量10tで、
日本最大の芭蕉句碑とのことです。自然石の巨大な大灯籠は高さ約5m、推定重量20tで、大津市から琵琶湖上を船で運ばれたと伝えられているそうです。ちょっと
風変わりな力士像がありましたが、解説板を転記します。
明治時代後期の大横綱である常陸山谷右衛門の石像。日露戦争のこと相撲界は「梅ヶ谷・常陸山時代」を迎え、空前の黄金期に沸き、両国国技館竣工の原因となった。稀に見る教養人として「角聖」とよばれた。
この常陸山を贔屓にしたのが、慶雲館の生みの親、浅見又蔵氏である。

そして道路をはさんで向かいにある「長浜鉄道スクエア」へ、お目当ては現存する
駅舎としては
日本最古の旧長浜駅舎です。敦賀線(北陸線)の起点駅として、また長浜~大津間の鉄道連絡船の駅として、1882(明治15)年3月10日の鉄道開通と同時に完成しました。

ほかにもHOゲージの鉄道模型が長浜駅周辺を模したジオラマを走る長浜鉄道文化館や、D51蒸気機関車と、蒸気機関車から電車に切り替わったとき登場したED70形交流電気機関車を静態保存している北陸線電化記念館があります。館内にあった
顔はめ看板を撮影して、さあ竹生島へ向かいましょう。

本日の五枚です。