仁淀川編(24):佐川へ(15.8)

 6:00、「のばら」のチャイムで叩き起こされました。朝は「のばら」、昼は「ふるさと」、夕は「赤とんぼ」なのですね。この町にすこし溶けこめたような気がします。物干し台に出て朝の新鮮な空気を吸い、長者川を眺めると、そこかしこで太公望たちが釣りにいそしんでおられます。河原、橋の上、なんと向こう岸の家の窓から釣り糸を垂らしている方がいました。何て豊かな暮らしなのでしょう。
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 さて本日は、佐川を散策する予定です。土佐藩筆頭家老深尾氏の城下町として栄え、江戸期から綿々とその伝統を守る造り酒屋の酒蔵や旧商家を中心に風情ある街なみが楽しめるとのことです。また植物学者・牧野富太郎の出身地でもあります。美味しい朝食をいただき、部屋に戻って観光パンフレットを読んでいると、高知市の「ひろめ広場」にある「明神丸」というお店の「藁焼き鰹たたき」が絶品であるという記事がありました。よろしい、頭と心にインプットして最終日にぜひ立ち寄ることにしましょう。
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 宿近くのバス停「森」から9:51発の町民バスに乗って大崎へ。ここで10:22発佐川駅行き黒岩観光バスに乗り換えます。バスを待っていると、移動パン屋さんの車がやってきました。これは珍しい。トイレを拝借すると、"トイレットペーパーを持って帰らないで下さい! 立派な「犯罪」です!"という貼り紙がありました。世知辛い世の中になりましたね、やれやれ。壁にはフリガナをふった「東」という小さなシールが貼ってありましたが、何のためでしょう。
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 やってきたバスに乗り込み、仁淀川に沿った風光明媚な道を三十分ほど走ると、佐川駅に到着です。
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 まずは鰻の老舗「大正軒」に電話で予約をしようとしましたが、満席でした。無念。駅前にあった、子どもに読ませたくない本を入れるための「白いポスト」を撮影。でもどんな本が入っているのだろう、後学のために中を拝見してみたいものです。安倍上等兵の『美しい国へ』(文春新書)かな。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2018-08-07 06:56 | 四国 | Comments(0)
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