仁淀川編(30):佐川(15.8)

 ふるさと館でお土産の押し花ストラップをいただき乗台寺へと向かいました。途中に、牧野富太郎が帰郷の折、朱を摺った跡を懐かしんだという「手洗石」がありました。その近くには「この地にゆかりのある人々」という看板がありましたが、漫画家の黒鉄ヒロシ氏もこの地出身なのですね。また指揮者・作曲家の外山雄三氏のご尊父、声楽家の外山国彦氏も佐川出身とのことです。
c0051620_20252730.jpg

 白壁・なまこ壁・水切り瓦の古い蔵や、恵比寿さまの飾りを撮影しながらぶらぶら歩き、乗台寺に到着。
c0051620_202541100.jpg

 南北朝時代に建立された佐川最古の寺院で、「ひさご園」と呼ばれる庭園は藩政初期、領主深尾氏夫人の難病を治癒したこの寺の霊験により、その快起と解願祝をかねて造園されたと言われています。青源寺庭園と並び土佐三大名園の一つですが、残念ながら本堂修復のため見学できません。住職が同情して絵葉書をくれました。風情のある苔むした石段を撮影して、見るべきほどのことは見つ、そろそろ宿へと戻りましょう。ほんとうはJR西佐川駅の木造跨線橋にも心そそられるのですが、時間の関係で断念しました。
c0051620_20255641.jpg

 乗台寺近くの停留所からバスに乗りますが、すこし時間があるので「ブルーベリー・ソフトクリーム」という幟がはためくお店に入っていただきました。おっここにも牧野富太郎のスケッチを描いたシャッターがあるぞ。
c0051620_2026934.jpg

 そして見知らぬ土地では高い所と市場に行くという経験則に従い、「サンシャイン佐川」というスーパーマーケットに入店。山ノ神はお茶とふりかけを購入しました。ちなみに生カツオたたきは高知産ではなく鹿児島産。なぜ、なんだろう。どうして、なんだろう。バス停の近くには、「脱藩志士集合記念碑 (川内ヶ谷赤土峠)」という解説板がありました。
c0051620_20262589.jpg

 後学のために転記します。
 元治元年、8月14日、夜半を期して、勤皇の志士、浜田辰弥(後の田中光顕)、橋本鉄猪(大橋慎三)、那須守馬(片岡利和)、池大六(山中安敬)、井原応輔の五志士は、折からの風潮の中、赤土峠に集合の上、脱藩を決行、これを記念して建てたものが赤土峠の記念碑である。
 月明き夜の脱藩、この時、志士達が集合の場とした峠に茶店を営む篠原百太郎は昵懇の仲であった彼等の前途を祝し、一献を沸かしたと云う。
 後に田中光顕が
 真心の赤土峠に待ちあわせ 生きてかえらぬ誓ひなしてき
 と当時を述懐して詠った和歌が記念碑に刻まれている。

 本日の一枚です。
c0051620_20272229.jpg

by sabasaba13 | 2018-09-04 06:42 | 四国 | Comments(0)
<< 仁淀川編(31):森(15.8) 仁淀川編(29):佐川(15.8) >>