函館・札幌編(3):トラピスチヌ修道院(15.9)

 正式な名称は「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」、日本初の女子観想修道院として1898(明治31)年に創立されました。緑につつまれた広大な敷地には、さまざまな建物や聖像が点在しています。正面の奥にある本館と聖堂は、1927(昭和2)年に再建されたもので、謹厳な佇まいながらもどことなく華があります。ルルドという泉を模した施設は、カトリック教会でときどき見かけるのですが、その由来が解説に記されていたので、後学のために転記します。
 ルルドは南フランスのピレネー山脈の麓にある洞窟です。1858年、この近くに住んでいた14才の少女、ベルナデッタ・スビルーの前に、18回にわたって、聖母マリアがお現われになりました。聖母は、少女に祈りと犠牲を捧げるようにすすめられました。少女が聖母の言われたとおり地面を手で掘ると、そこから泉が湧き出し、その水で多くの病人が癒されました。
 今日、ルルドは世界中から多くの人々が集まる巡礼地となっています。ここにあるルルドの洞窟もそれを模して築かれたものです。
 ベルナデッタは、後に修道女となり、1879年、35才で帰天しました。ローマ法王ピオ11世は、1933年、ベルナデッタを聖人の位にあげました。
 バスの発車時刻まですこし時間があるので、資料室を見学しました。修道女たちは祈り、労働、聖なる読書を日課の3本柱に共同生活を送っており、祈りは3時半の起床から、19時45分の就寝までに7回。生計を立てる収益事業として製造するマダレナケーキやクッキーが、売店で販売されていました。
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 それではバスに乗って五稜郭へと参りましょう。そろそろ昼食をとろうと、JTBの旅行情報誌「るるぶ(食べる肥るデブ)」でお店を物色していると、函館B級グルメの塩ラーメンが食べられる「函館麺厨房あじさい」が五稜郭の近くにありました。バスを降りてさっそく入店、塩ラーメンとチャーマヨ丼を注文しました。繊細な味の塩ラーメンも美味しかったのですが、マヨネーズで和えてある、ほぐしたチャーシューをご飯に乗せたチャーマヨ丼が予想外の美味しさでした。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2018-11-03 08:11 | 北海道 | Comments(0)
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