函館・札幌編(16):函館(15.9)

 朝目覚めてカーテンを開けると、おお、目に染みるような青空が広がっています。
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 洗顔をしてテレビをつけると、ワールド・ニュースでシリア難民について報道されていました。シリア政府軍と反政府軍、IS、アメリカ、ロシア、トルコ、クルド人勢力による殺戮から必死の思いで逃れるシリアの民衆。その悲惨さには目を覆いたくなります。なぜ冷戦が終わったのにこうした紛争や戦闘が絶えないのか。宗教、文化、資源、利権、個別にはさまざま要因があるのでしょうが、大局的に見て、木村朗氏が『9・11事件の省察』(凱風社)の中で述べられている理由が正鵠を得ていると思います。
 世界自然保護基金(WWF)がエコロジカル・フットプリント分析(環境負荷や資源消費を面積に換算する手法)を用いて試算した「生きている地球レポート(Living Planet Report)」によると、世界中が「大量採取・大量生産・大量消費・大量廃棄」の「アメリカ式生活様式(American Way of Life)」を採用するならば、「五・三個の地球」が必要になるという。世界中が日本並みの消費をすると「二・四個の地球」が必要になるという。しかし、地球は一個しかない。「先進国(特に米国)の現存世代が第三世界と将来世代と自然界を犠牲にして豊かさを享受する石油文明」という構造的暴力を維持するために、戦争が必要」なのであろう。(p.178~9)
 アメリカを中心とするいわゆる先進国が、豊かさを享受できる現行のシステムを維持するための戦争。安保関連法案を成立させたということは、この戦争の片棒を担ぎ、あわよくばお零れにあずかろうという腹でしょう。でも他者を犠牲にした豊かさは、いつか手痛いしっぺ返しをくらうことを忘れぬようにしましょう。テロと呼ばれる弱者による強者への反撃の一部は(大半は?)、そのしっぺ返しだと考えます。"公正で節度ある豊かさ"ということを、私たちは本気で考えるべきす。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2018-12-03 18:18 | 北海道 | Comments(0)
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