姫路・大阪・京都編(10):山崎(15.12)

 朝目覚めてベランダに出ると、残念ながら曇り空でした。まあ雨が降っていないので諒としましょう。湖上では、太公望たちが小舟に乗って釣りをしています。何が釣れるのだろう? バビロニアに、"人間の寿命は神が決めるが、決算の際、各人が釣りに費やした時間は免除され、差し引かれない"という格言があるそうです。
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 昨晩予約しておいた和食の店「おうみ」で、朝食をいただきました。自分で選べる焼き魚を頬張りながら、本日の旅程について山ノ神と相談。姫路城の紅葉がわりと綺麗だったので、大阪へ行くのはやめて京都の錦秋を愉しむことにしました。芋の子を洗うような混雑は嫌なので、大山崎の山荘美術館で紅葉狩りをして、西山をタクシーでめぐることにしました。
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 旅装を整え荷物を持ってチェックアウト、無料シャトルバスでJR大津駅へと行きましょう。そうそう、このホテルにはレンタルサイクルが用意されています、まだ利用したことはありませんが。
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 大津駅前には「かるたの聖地 大津」という立て看板がありました。『小倉百人一首』の第一首目の歌を詠んだ天智天皇を祀る近江神宮があるため、ここ大津でさまざまなかるた大会が開かれるのですね。大津駅から琵琶湖線に乗ると、森高千里をイメージ・キャラクターにした正露丸の広告がありました。
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 京都駅のコインロッカーに荷物を預け、JR京都線で山崎駅へ。マンサール屋根のキュートな駅舎はいまだ健在です。駅前にある妙喜庵には千利休が建てた国宝茶室・待庵がありますが、以前に拝見したので今回はカット。
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 「京都府観光ガイド」から紹介文を引用しておきます。
 羽柴秀吉が山崎城築城に際し、堺から呼び寄せた利休が、大山崎在住中に建てたといわれる小間の茶室、建物の端々に利休の非凡さが感じられる。
 建物は切妻造り、柿葺で、茶室では例のない地下窓をあけている。内部は二畳という極小の空間で、角に炉を切り、室床という独特の床の間をもつ、我が国数寄屋造りの原点といわれる。
 「待庵」は、愛知県犬山市の如庵・京都市大徳寺の密庵とともに国宝三茶室に数えられている。
 また十あまりの国における油の販売と、その原料の荏胡麻購入の独占権を持っていた大山崎の油神人の本所だった離宮八幡宮も近くにありますが、こちらも以前に訪れました。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2019-06-12 06:25 | 京都 | Comments(0)
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