宇都宮編(4):宇都宮(15.12)

 それでは宇都宮に戻って餃子をいただくことにしましょう。ふたたび観光案内所に行ってお薦めの店を訊ねると、駅ビルに「宇都宮みんみん」という餃子屋さんがあるそうです。よろしい、そちらで食べることに決定。午前11時ちょい過ぎなのでお客もまばら、待たずに席に着くことができました。行列に関する大仰な注意書きが貼ってあったので、人気の店なのでしょう。
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 ヤキ(焼餃子)2人前とスイ(水餃子)1人前にライスがついた「ダブル・スイ・ライス」を注文。さすがはご当地B級グルメとして人口に膾炙する宇都宮餃子、ジューシーな具と、それを包むヤキのパリパリした皮とスイのモッチリした皮の競演、たいへん美味しうございました。
 腹も満ちたし、それではジテ公にまたがって宇都宮を彷徨しましょう。まずは1933(昭和8)年に建てられ、空襲に耐えて生き延びた宇都宮聖ヨハネ教会へ。設計は上林敬吉、日光の「真光教会」(栃木県)や「聖アグネス教会」(京都)、「弘前昇天教会」(青森県)を建てたジェ―ムズ・マクドナルド・ガ―ディナーの影響を強く受けた方だそうです。鉄筋コンクリート造りですが、壁面に使われている大谷石が味わい深い風情を醸し出しています。全体のフォルムも、落ち着いた雰囲気で親しみが持てました。
 そして六道辻へ。ここは戊辰戦争のとき激しい戦場となった場所で、幕府軍の死者を哀れんだ付近の住民が、1874 (明治7)年に建立した戊辰戦役戦士の墓があります。ウィキペディアによると、新暦1868年5月11日と15日に行なわれた宇都宮城の攻城戦です。宇都宮藩兵をはじめ野州世直しを鎮圧するために武蔵板橋から宇都宮に派兵された東山道総督府軍を中心とする新政府軍と、下総市川の国府台から次期戦闘地日光廟へ向けて行軍中の伝習隊を中心とする旧幕府軍の間で起きた戦役で、この戦いの結果、城下の建造物の多くが焼失したそうです。なお宇都宮観光コンベンション協会のホームページに「宇都宮の戊辰戦争」という詳細な散策記事があるので、よろしければ参考にしてしてください。私は今見つけて、地団駄を踏んでいます。じだんだじだんだ。
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 なおこのあたりでは、大谷石を使った蔵をよく見かけました。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2019-07-26 06:13 | 関東 | Comments(0)
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